2005年右乳房全摘、局所再発・多発肝転移・多発骨転移・胸膜播種転移治療日記。

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血液検査
 



50%減薬して投与した10thドセの治療から一週間。


いつものように骨髄抑制の程度を調べるため病院へ行ってきた。



白血球 3500

投与一週間後とは思えないほど私的には立派な数値だった。
700〜800、良くて1000だったこれまでの白血球値。
主治医も驚いていらっしゃった。
G−CSF注射の必要がないことを確認すると
「もちろんです!」
好中球を確認しながら力強くおっしゃった。

副作用も半減とまでは言えないけれど、少し楽だった。
以前のような身体のだるさを感じることもなく、口内炎の症状も今のところ無い。
10クールで休薬・・と心に決めて10クール目を受け入れたけれど、50%の投与量で効果が認められるのならば、この程度の副作用は許容範囲だ。
主治医が言うように、この勢いで徹底的にがん細胞を叩いてしまうのもありかもしれない・・・


採血前に今日も病院の周囲を歩いた。
風はまだまだ冷たいけれど、たっぷりの陽射しに確かな春の訪れを感じる。
あちらこちらで梅が見頃を迎えている。
梅が終わる頃には桜がほころび始める・・


                              静かな境内の枝垂梅

次々と草木が目覚める春に・・
私も目醒めたい。            (・e・)


3rdTXT・ゾメタ33
 


一週間前の3月1日は、化学療法の治療だった。


ドセタキセルとゾメタの点滴。



その前日、2月28日、腫瘍マーカーの結果を聞いた。
「黒くなってますよ!」
「・・・」
一瞬、何のことかわからずポカンとしていると
「マーカー正常値です」
主治医の言葉で『ああ・・マーカーの数字の色のことだったのか』と気づいた。

再発してから、腫瘍マーカーCA15−3の値をほぼ毎月のように確認してきた。
過去には3ケタの数字が続いたことが何度もあったけれど、正常値まで下がったのは何年ぶりだろうか?
正常値を超えると電子カルテには赤字となって表示され、「H」と指摘される。
その赤い数字の連続が途切れた。
ドセタキセル単剤にして2クール、果たしてドセ単剤でも効くだろうか・・と不安もあった。
今回さらにマーカーが下がったことで、ドセタキセルが奏功していることが裏付けられる。

ヘタレなひよこは、ここぞとばかりにすぐにでも休薬したく主治医に申し出た。
でも、主治医は難色を示した。
「せっかくここまで良い結果が出ていて、耐えられないような副作用も見受けられないのに、今治療を止めるというのは・・・」
再発治療には終わりが無い。
治療を止めるタイミングが難しい。
じゃあ、いつまで頑張ればいいのか?
答えは誰にもわからない。

主治医との話し合いの結果、ドセの投与量を半分にすることで折り合いがついた。

レジメンの半分まで減薬して効果があるというエビデンスは無い。
減薬しても副作用は半減しない。
正作用なく副作用ばかり・・というのも本末転倒だけれど、そんなリスクでも負わなければ、自分自身のエビデンスは手に入らない。

化学療法の翌日から丸山ワクチンを始めた。
マーカー値が下がった今こそ挑戦の時だと思う。
薬ばかりに頼らず、自分自身が本来持っている免疫力を呼び覚まし、がん細胞の増殖を阻止して、少しでも遠い日まで良好なQOLを維持できるようにがんばろうと思う。


外は冷たい雨。
娘から電話があった。
「東京は雪です」






ワクチンの注射に行ってこよう。      (・e・)


有償治験
 


今回の上京の最大の目的は、SSM治験に参加登録することだった。








以前から興味のあったワクチン。
後悔しない治療をするために選択した。
 


詳しくはまた。    (・e ・)


ドクターマジック
 



今日は9thDTXとゾメタ32回目の点滴治療だった。



もうすでに副作用が現れ始めている。



診察予約時間はいつも午前中の最後にしていただいている。
エンドレスな治療をしていると、治療について迷うことばかりで、予定通りにはいかないことも多々あり、どうしても診察時間が長引いてしまう。
以前、診察室を出た時に、中待合で主治医の診察を待っていらしたご年配の男性患者さんに
「長かったなぁ〜」
と言われたことがあった。
それ以来、後の患者さんに迷惑をかけないように、自分の診察は最後にして頂いている。

今日もいつものように11時30分に病院へ着いた。
受付機に診察券を通して・・・ビックリした。
“10時 診察  10時30分 化学療法”
90分も遅刻してしまった。
心臓がバクバクしてきて、ちょっとパニックだった。
急いで外科の窓口へ行くと、座る間もなく呼ばれ「そのまま診察室へ入って下さい」と言われ、あわてて診察室のドアをノックした。

「ご家庭で・・息子さんのことで急用でもできたのかと思いました」
カルテを開いて待っていらした様子の主治医が、遅刻して恐縮しているひよこに声をかけて下さった。
そんな一言二言を話しているうちに、ポートへ刺す針が入ったトレイが準備されるのが目に入った。
今日は時間をかけては申し訳ない・・と思いつつも気になっている胸の痛みを主治医に打ち明けた。

「先月CTも撮っていますから、悪いものとは考えられないと思います。継続的な痛みでなければ・・肋間神経痛かもしれませんね」
ストレスになるほど気になっていた痛みも、今日は不思議なほど痛みを感じることはない。
「鎮痛剤が必要な痛みでなければ、しばらく様子を見てみましょう。今後、痛みが増してくるようであれば、検査をしてみましょう」
と当たり前のようなことを言われ、それでも医者からそう言われると何となく納得してしまう。
ドクターマジック!









また、あのヨレヨレな日々が始まると思うと憂鬱だけれど
春はもうすぐ・・
花いっぱいの春をイメージして、副作用を乗り越えたい。   (・e・)




正作用と副作用
 



タキソテール単剤投与にしてから最初の腫瘍マーカー。


25.2


一昨日、血液検査の結果を聞くために病院へ行ってきた。
先月は26.7だったからほぼ横ばいということか。
骨にも肝臓にも腫瘍がある限り、今のマーカー値が更に下がることはないのかもしれない。
タキソテール単剤でも抗がん効果が継続するのか・・と言う点では「次回のマーカー値がポイントではないか」と主治医がおっしゃる。
一昨日は、レジメン通りならば9クール目の投与予定だったけれど、もう1週間の休薬をお願いした。
次回のマーカーが・・と言われると、まだまだとても治療を止めるとは言い出せず、1週間延期ということで身体を休めることにした。
少し疲れてきているけれど、なかなか治療を中止するタイミングが難しい。

それでもTC7クール治療後、タキソテール単剤投与にして、身体が少し楽になってきた。
TC治療を始めた頃は身体がとてもだるく、階段はもちろんのこと、勾配のないところを歩くのも一歩・・一歩・・という感じだった。
重だるい身体に何度もイライラしたけれど、腫瘍マーカーや画像評価で良い結果が出ると『もう少し頑張ろう』と自らを励ましてきた。

一昨日、腹部エコーを撮って頂いた。
今までは黒くもこもことした不気味な塊がいつも画面に映し出されていた。
でもその塊を見つけることができない。
何度も何度もその場所を探る主治医。
「非常にわかりにくいですね。おそらくこれが腫瘍だと思います。でも、わかりにくいということは良い事ですから」
と言って示してくださった箇所には不気味な塊はなく、白いものがチラチラと映っているだけだった。

タキソテールが効いているようでとても嬉しい。
ナベルビンでも・・ジェムザールでも・・腫瘍マーカーが上がり続け、肝転移巣が増悪し続けた時は、もうどの薬も効かないのではないのか・・という気がしてとても怖かった。
覚悟して脱毛と少しキツイ副作用を受け入れ、今度こそ!と期待して始めたTC治療。
治療の度に萎えそうになるほど憂鬱な副作用が続いた。
ナベルビンやジェムザールはタキソテール・エンドキサンほどの自覚する副作用は無かった。
分子標的薬は別として、正常細胞がダメージを強く受けるほど、がん細胞もより強烈なダメージを受けているのだなと思う。

数々の抗がん剤に耐え生き延びて来た今あるがん細胞は、ひよこの場合もう副作用の穏やかな薬では叩けないのかもしれない。
正作用の効果のためには、より強い副作用も覚悟しなければならない。
そのバランスをどこでキープしたら良好なQOLにつながるのかが悩みどころでもある。



            yamazaki「ロールちゃん」




副作用に負けない身体と精神を鍛えたい。   (・e・)


3連休明けの病院
 


今日は血液検査。


8thDTXから一週間、骨髄抑制の程度を調べるため。







今シーズン一番の冷え込みと言われる今朝、自宅前の用水路も凍るほど冷たい朝だった。
陽射しはあるものの薄い雲に覆われなかなか気温が上がらない。
玄関を出て風のない静かな冷たい空気に触れるとヨレヨレだった身体も心も引き締まる。
『ウォーキングしてみようかな・・』ってふと思った。
病院の駐車場に車を停めて病院の周囲を歩いてみた。
少し早足で歩くと小規模な病院は10分もあれば一周歩くことができた。

息も整わないまま採血。
『あれっ?いつもより採血時間が短い!』
左腕の細い血管からはいつもより勢い良く血液が逆流していた。
そのせいか止血にも時間がかかり、いつも通りの圧迫ではなかなか止血できなかった。
技師さん曰く
「効果・・てきめんですね。」
歩いて来たばかりだと言うひよこに爽やかな笑顔で応えてくれた。

運動不足の身体に突然の思いつきウォーキングは予想以上に疲れ、採血結果を待つ間はグッタリだった。

白血球 1000 

「正直、微妙ですね〜」
G−CSF注射を迷う主治医。
これまでは抗がん剤投与の一週間後700〜800くらいしかない白血球が今日はほんの少しだけ多かった。
ドセタキセル単剤投与にしたからなのか、ウォーキングの効果か・・ただの偶然なのか。
白血球の上昇を自然に待つのならば、上昇が確認できるまで毎日採血して白血球値を確認しなければならないと主治医が言う。
感染に怯えながら過ごすのもまたストレスを溜めかねない。
「じゃぁ、いつもは3日間打っていましたが2日だけ打ちましょうか?」
と言う主治医の提案に二つ返事で了解した。



明日も歩いてみようかな?          (・e・)


多発肝転移の評価 3
 


クリスマス・イブに検査した造影CTの読影結果・マーカー値が出揃った。



多発肝転移は、縮小傾向。
多発骨転移は、一部骨硬化が進んでいるほか、著変なし。

胸膜播種(転移)は、regrowthの可能性あり。

腫瘍マーカーCA15−3   26.7





先月よりさらに下がったマーカー値。
辛い治療の見返りとしてはまあまあ満足できる数値だった。
肝臓の転移巣はマーカーほど良いレスポンスはなく、縮小傾向と言えどもまだまだ大きい。
「タキソテールがこの先6ヶ月効果が続く可能性は低いと思います」
などと主治医に言われこの先の治療の現実的な厳しさを考えた。

今年はナベルビン・ジェムザール・フェマーラ・タキソテール・・と次々にカードを切ってしまった。
残るカードも少なく、いよいよ心細い。
がんとの共存も甘んじて受け入れたのに、カード無くしては共存することさえも許されない。
奏功しているタキソテールで少しでも遠い未来まで共存できるように、今のカードを大切に大切に使いたい。




胸膜播種を見据えつつ・・
年明けからタキソテール単剤に変更して顔晴るつもり。     (・e・)




クリスマスの造影CT
 



クリスマス・イブの今日、造影CT検査だった。



映し出された肝臓の画像・・・
いつも影のあるその場所には相変わらず不気味な形をした影が居座っていた。



Drは「縮小している感じですね」とおっしゃる。
確かに前回のCT画像(9月)と比較するとパラパラといくつもあった転移巣はどれも小さくなっていて、縮小という評価は納得できるように見えた。
ただ、4年間消えることなくひよこを苦しめ続けている最初の転移巣の影は縮小と思える程小さくはなっていないような気がした。
「体積比ですから、画像で見る以上に腫瘍の比率は減っていると思います」と言う主治医。
でも、まだまだ大きい影。

TC治療を始めて半年、7クール。
当時のことを思えばマーカも下がり画像上も縮小という治療の効果に喜ぶべきだと思う。
でもその効果を得るために犠牲にしているものがあまりにも大きいから、手放しでは喜べない。
TCをこのまま継続するのか否か・・・
年内最後の診察の日までに考えてきて下さいと言われた。



一日でも遠い未来へ命を繋ぐにはどうしたらいいんだろう?








訪れてくださったみなさんへ Merry Christmas ☆   (・e・)


7th TC
 


今日はTC7クール目の投与だった。


6クール目から数えて5週目となる今日。・・・1ヶ月ぶりの抗がん剤。


「毒」入りました〜って感じがする。
せっかく上向きだった体調もまた一気に下降する。
何だか憂鬱。
でも年内の治療予定は無いから年末年始は少しは思うように過ごせるかもしれない。
娘も帰って来る。
『実家っていいな』と思ってもらえるように、ちょっとだけ顔晴る!

辛かった日々を嫌と言うほど見てきた子供たちにはもうこれ以上苦しむ母の姿は見せたくない。
子供たちの記憶の中では人生を楽しむ母で居続けたい。
だから・・彼らの前では、ちょっとだけ顔晴る!







うまく副作用を乗り切りたい。         (・e・)




もう1クール
 


いつものように名前を呼ばれ診察室に入る。


主治医の前の椅子に座る。



主治医は何も言わずひよこの顔を見る。
その目は『次の治療はどうしますか』と言っている。
「結論・・もう1クール続けます」

前回の治療から4週間経っている。
ちょうど21日のインターバル治療に該当する日が祝日であったため、結果的にいつもよりも1週間余分に休薬できている今日。
たった1週間のことだけれどその分体調も戻り身体が楽になってくる。
身体が楽になってくると治療の辛さの記憶も薄らいでくる。
『もう・・1クールだけ・・がんばろう』
と前向きになれる。

今まではとにかく腫瘍マーカーを下げたい一心で治療に絶えてきた。
6クール終了して、基準値内とまでは下がらないけれど目標だった二桁まで下がった。
その後も治療を続けるためのモチベーションを上げるためには新たな目標が欲しい。
それはやっぱり画像。
多発肝転移のCT画像で腫瘍の数や大きさを最大限縮小と評価されるためにがんばりたい。
その評価を得るために、あと何クール治療を続けたらいいのか・・誰にもわからない。

今はっきりしていることは“もう1クールTC治療をする。その後CT画像を撮る”ということだけ。




                                



来週、TC7クール目の予約が入った。
「今からの1週間・・良い体調で過ごせますね」と言う主治医。
2週間も余分な休薬のオマケつき・・・楽しまなくっちゃ!    (・e・)