2005年右乳房全摘、局所再発・多発肝転移・多発骨転移・胸膜播種転移治療日記。

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転移性肝臓がんの治療
 


肝臓に乳がんが転移してから拭いきれない思いがあった。


それは肝臓の局所治療。






・手術による切除
・ラジオ波熱凝固療法
・肝動注化学療法


命を脅かす肝臓への転移はとても恐怖を煽った。
4年前の肝転移発覚当時、肝転移巣に対して主治医から手術による切除の提案がされなかった。
ひよこが手術を希望した際「合併症が無いと思われますか?」との真剣な問いかけにひよこには想像もつかない“危険”を察知した。
その時以来、肝切除は考えていない。





ラジオ波熱凝固療法は少し魅力的だった。
腹部にメスを入れることなく肝臓の治療が可能なこと。小さな腫瘍なら何度でも治療できること。身体に負担が少なく高齢者にも受け入れやすい治療であるといわれていること。
主治医にもまだ肝転移が多発していない時に相談したことがある。
いろんな理由があったのだろうけれど、『ひよこさんの場合は腫瘍が肝臓の側面で身体の表面に近いこともありお勧めできない』と言われ納得した。


【肝がんの治療を選択する場合、肝がんの種類、進行度、そして肝臓の予備能力など、考えなければならない条件が他のがんよりも多く複雑です。しかも肝がんの領域のここ数年の技術や新薬の進歩は目覚ましく、医師であってもすべてに精通することは難しくなっています。そこから生じる誤解も多く、医療現場を少なからず混乱させているようにも思えます。】

【3cm以下の肝細胞がんに低侵襲治療として最近よく行われているラジオ波熱凝固療法は、転移性肝がんに行うと明らかに再発が多く、再発した後の手術が難しくなります。】

國土典宏(こくどのりひろ)

東京大学臓器病態外科学大講座、肝胆膵外科学・人工臓器移植外科学分野 教授

がんナビ通信サイトからのレポート。
このレポートを読んでラジオ波の局所治療も選択肢から消えた。
というより今の肝転移巣の大きさではそもそも適応外であるらしい。
それにひよこの場合、乳がんが肝臓のみではなく、多発骨転移・胸膜播種(転移)ともうすでに全身に広がっている状況を考えてもやはり全身治療がベストなのかもしれない。
少し未練があったラジオ波熱凝固療法も諦めがついた。







今はドセタキセル・シクロフォスファミドで肝転移の更なる縮小を期待したい。
肝動注化学療法についてはまた後日。              (・e・)

       

「進行がん」を生きる
 


今年6月、日本乳癌学会がまとめた『乳癌診療ガイドライン薬物療法』の改訂第3版が刊行された。
エビデンス社から発行されている『がんサポート』10月号で特集として注目点が掲載されている。



              
       お気に入りのパン屋さんへ行く途中のコスモス畑で


一番興味を引いた内容は
“薬物療法は個別化治療へ”

昭和大学医学部乳腺外科教授でいらっしゃる中村清吾先生は
「リスク分類に応じた治療から現在では、一人ひとりのがんの個性を見分け、それに応じた治療が行われる個別化医療の方向に変化しています。ホルモン感受性とHER2過剰発現の2つが前面に出て、さらに遺伝子分析などもおこなわれるようになっています」





もう一つ励みになった記事。
“トリプルネガティブの治療”

今まで、打つ手がないとされてきたトリプルネガティブ乳がん。
トリプルネガティブに有効な薬剤が徐々にだがあきらかになってきた。
どうやらトリプルネガティブも個別化治療の方向へ向かって進んでいるようだ。
川崎医科大学付属病院乳腺甲状腺外科 准教授の紅林淳一先生がおっしゃってみえる。
あきらめないで治療をする
「トリプルネガティブと一口に言っても、おそらく5〜6種類に分類されると私は考えています。トリプルネガティブは一枚岩ではないということは認識しておく必要があります」

「将来的にはトリプルネガティブ乳がんの個別化を進めていくことが重要でしょう。同じトリプルネガティブといえどもそれぞれの患者さんで効く薬が違うわけで、個別化が進めば効く薬を選択できる可能性が広がっていきます。その患者さんのがんの性質がより詳細にわかればそれに合わせて薬を選
ぶことができる。そうなるのがベストでしょう」

だから、あきらめずに有効とされる薬を次々に使っていくのがいいようだ、と。






明るい情報もある。
新規薬剤「エリブリン」(一般名)の今秋の承認への期待。
エリブリンは微小管の伸長を阻害することによって細胞周期を停止させる新規薬剤。
アンスラサイクリン系やタキサン系の薬剤を含む、多剤併用療法の治療歴がある局所再発/転移性乳がん患者の第3相試験において、エリブリンは全生存期間を2・47ヶ月、明らかに延長した。
エリブリンは治療の手だてが少なくなった患者に対する新たな治療選択肢としての地位を確立する可能性があると述べられている。

おおいに期待したい。






がん対策基本法施行から3年たった。

患者も受身の立場ではなく、国や医療機関に「声」を発する機会を持たなくてはいけないと思う。
安心・納得できる医療をめざして、がんと向き合い、がんに負けることなく豊かな人生をがんとともに生きて行きたい。           (・e・)





「進化」するがん細胞
 


身体を蝕んでいるがん細胞。


繰り返す攻撃にも滅びることなく生き延びているがん細胞。



                                   昨日の空


術後のホルモン治療をかいくぐり居心地が良いとみえる肝臓を拠点とした。
化学療法AC−Tでいったん影を潜め再び暴れだした。
前回とは異なるホルモン剤でも兵糧攻めにすることができず、化学療法の新兵器Xで攻めた。
さすがに新たな武器はキレが良かった。
が、しばらくすると今度は骨髄を狙われた。
しかも数箇所。
放射線を浴びせその場をしのぐ。
エンドレスでビスフォスホネート製剤を点滴して骨溶解を抑えている。

行き場をなくしたがん細胞は再び肝臓を強襲する。
VNRもかわしGEMもかわし・・・最強化してくる。

今、この身体にあるがん細胞はこれまでの度重なる攻撃を生き延びてきた細胞であることになる。
異なる抗がん剤で治療を重ねるほどより強い細胞ばかりが生き残って、さらにはどんどん鍛えられていく。
進化するがん細胞。
こうなってくると疑問が生じてくる。
『果たして攻撃することだけが治療だろうか?』
『これ以上増殖させないで・・今ある状態で共存することはできないだろうか?』
なんて弱気なことを考える。
治療放棄・・・。





世間では無治療で見事にがんと共存してみえる患者さんもいらっしゃると聞く。
押してもだめなら引いてみな!なんて具合に治療できるといいのになぁ。
押せ押せムード一色の抗がん剤治療。
抗がん剤治療を否定するわけではないけれど、この先、不安があることも否めない。
新たな武器もあと僅か・・・。
無治療を選択する勇気のないひよこはとても心細い。

乳がんにおいて標準治療とされている抗がん剤もつわものには効果が無い。
それなら自らの身体でもって新たな道を切り開くべく未知なる抗がん剤を模索するしか無いのだろうか?
つわものにも弱点はあるはず。
そう信じて新たな武器の承認を待つ。





いや、待っているだけではだめかな。     (・e・)


通院と寄り道
 


血液検査のための通院。


白血球 3400。





「ひよこさんは常に白血球が低いほうだから、まぁ大丈夫でしょう。
予定通りTC4クール目、いいでしょうか?」
最低でも4クールは顔晴りたいと思っているのでためらう理由がない。
4thTCがオーダーされた。今週の金曜日。
制吐剤イメンド・カプセルを処方して頂いて本日の診察を終えた。




病院からの帰り、久しぶりに姉の家へ寄った。
ハワイ旅行以来の再会。
いきなり帽子を脱いでスキンヘッドをさらした頭を見て姉が驚いた。
「どうしたの!?」
今の治療の副作用であることを簡単に話した。
「ちょっと・・太った?」
さすがは姉、ひよこのことをよーく観察している。
「でも指の色は前みたいに悪くないよね?」
そんな細かいところまで気にしていてくれたことに驚いた。
確かにゼローダを内服していた時は色素沈着が酷く両手の指先から第一関節までが黒ずんでいた。
買い物の際、レジでお金の受け渡しをする時、自分の手の指を見られることがとても嫌だった記憶が蘇った。




いつもはゆっくり話をする時間も無いほど忙しい姉だけれど、今日はあえて時間を割いてくれたのだろうか・・あれこれたっぷり話ができた。
「痩せるより・・いいよ」
帰りがけ姉が声をかけてくれた。
『ありがとう、お姉ちゃん。心配かけてばかりで・・・ごめんね』







今度会うときは良い検査結果の報告ができるといいな。  (・e・)


主治医はコーディネーター
 


本当なら昨日は化学療法TC3クール目の予定の日だった。


患者であるひよこの都合で1週間延期を申し出た。



帰省した娘がUターンする時は一緒に上京しようと思っていた。
気分転換を兼ねて。
ひよこの留守中、家事の負担が増すことになる主人と義父に話すと、了承してくれた。
「楽しんで来いよ」
主人が気持ちよく一言添えてくれたことが嬉しかった。

TC治療を2クール終えて、結果が良くても悪くても次の治療は1週延期して欲しいと主治医にお願いするつもりでいた。
抗がん剤を点滴後、翌週上京なんて・・・とても無理だから。
主治医は理由も聞かず快諾してくれた。

「いつも言いますけれど、ひよこさんが生活し易いことが最優先ですから。必ずこうしなければいけません・・なんていうことはありません。治療に関しても、医者はあくまでも提案者にすぎません。その治療をするかしないかは、患者であるひよこさんご自身が決めることだと思っています。言うなれば医者はコーディネーターということです。」

いつもいつも、ひよこの意志を尊重して融通をきかせて下さる主治医の治療方針があり難くもあり嬉しかった。

TC2クールの評価後、検査結果をふまえて次の治療をどうするのか・・・?
「ひよこさんの副作用が辛そうなので、T(ドセタキセル)単剤にするという選択肢もありますよ」
ひよこのQOLを重視した治療の提案をして下さる。
でも、昨日は迷わずに「今のままTCを続けます」とTCに懸けるひよこの強い気持ちを伝えた。                      

マーカー値も少しはブレーキがかかっているらしいTC治療。
肝臓エコーではしこりの数は増えたけれど、縮小傾向・・というちょっと矛盾した結果に疑問は残るものの、せめてもう1クール治療してその後の評価に希望を見つけたい。
今の治療の先にある未来に・・今が続くよう期待したい。
                                          

そして、次の造影CT検査が楽しみになるような治療になるといい。
微増ながら横ばい・・と主治医に言われたマーカー結果も今までの結果に比べたら喜ぶべき値。
一番大きな肝臓のしこりも若干縮小。
こんな風に少しでも希望の持てる治療の成果は辛い抗がん剤治療の励みになる。



TOKYOの空気を吸って、気分転換したら、きっとまた顔晴れる!   (・e・)



PS.今週はお土産が集中して・・体重増加間違いなし!かも。


     「心残りになるから」と言う娘のリクエストに応えて焼いたチーズケーキ



                                         東北のお土産


               京都のお土産 その1



                                   京都のお土産 その2



                                    熊本のお土産


闘病するということ
 


「闘病」が始まって5年の月日が流れた。

ホルモン治療に始まり、化学療法、放射線、電子線・・・数々の治療を受けてきた。



傷め続けてきたこの体を一度リセットしてみたい。
命の心配をせずに生きてみたい。




抗がん剤とは「悪性腫瘍の増殖を抑え、治癒に向かわせる薬剤」。
同時に正常細胞の増殖にも多大な影響を及ぼす。
それが副作用。
作用の違いはあるにせよ全ての抗がん剤には副作用がある。
本当は悪性腫瘍だけにピンポイント的に効果があるといいのに、残念ながら現実の医療ではまだ全ての薬がそうはなっていない。

闘病というのは主にこの副作用に苦しめられることなのではないかな。
脱毛・骨髄抑制・全身倦怠感・抹消神経障害・胃腸障害・色素沈着・・・どれも辛い。
殊に見た目の副作用が激しい脱毛は私たち女性にとってはメンタル的にもダメージが大きく心も傷ついてしまう。
抗がん剤投与の時期に合わせて参考書通りにヘアスタイルをショートカットにしてみても、手で髪を梳いた時に指に絡みついてくるゴッソリ抜けた髪を見るたびに・・シャンプーした時、排水溝に溜まった尋常でない量の抜けた髪を見るたびに・・失うことの悲しさを痛感した。

2度目の脱毛となる今回の治療。
あんな悲しく辛い思いは2度としたくなかった。
今回は髪が全部抜ける前に自分の意思で剃った。これは「抜けた」のではない。「剃った」のだから・・・喪失感が全然違う。





こんな風に闘病を続けていると教訓を生かして少しでも自分の体が快適になるように工夫できるようになることもある。
それでも、どうしようもないことのほうが多い。
ましてや薬が奏功しなかったばかりか、進行してしまった時などは副作用がどうのこうの・・なんて言っていられる場合じゃない。
どんなに副作用がきつかろうが、命を繋ぐために新たな薬を受け入れるしかない。

21日のインターバル治療では、薬の入った最初の1週間は副作用が一番辛い。
2週目からはそれなりに体調も戻ってくる。
副作用から少しだけ開放されてホッとする時期かな。
そして生きている喜びを感じるわずかな時間でもある。




時々、当たり前の体・当たり前の髪・当たり前の日常生活が羨ましくなる。
白髪交じりの髪でもいい、お乳が垂れていてもいい、お腹が出ていたっていい、シミがあったって平気。抗がん剤を未知のものと言える健康的な体が羨ましい。
エンドレスな治療が宿命となった今は、そんな体を求めてはいけない事くらい、十分に承知している。
それでも抗がん剤を必要としない体になってみたい。
叶わぬ夢かもしれないけれど、そう思わない日はない。





人生の3分の1は睡眠、残りの3分の2の3分の1は闘病。
それじゃあ、いったいどれだけの人生が残るというのか?
残された薬のカードもあとわずか・・・




生かされているこの時間を大切に・・大切に・・生きたい。        (・e・)



             
8月のイメチェン
 


2ndTCから3日目。 ムカムカが始まった。 脱毛もなかなか・・・



今、こんな頭になっている。




8月になり中途半端な脱毛も結構色んな面で面倒くさい。


そこで・・・






思い切って丸めてみました!






アハ・・風邪ひきそうかも。       (・e・)

            
今月の医療費
 


通院治療の医療費としては過去MAXになった7月の医療費。


102、190円!  (乳がん治療費のみ)


再発がわかった時から医療費を記録し始めた。
今月はTC治療に変わり副作用緩和のための、好中球増加の注射や制吐剤に予想外の医療費がかかった。
1週間毎の採血もばかにならない。

がん保険に未加入のひよこにはこの金額は結構キツイ。
健康保険からの補填がせめてもの救いかな。
制吐剤にしても鎮痛剤にしても、新薬はお高い。
製薬会社が患者のQOLを重視した新薬を研究開発してくれることはありがたい。
臨床試験等も患者負担の形が増えてきてる現状。
良好なQOLも延命もお金次第ということか・・・。

先日も主人と医療費の話になった。
二人キッチンで並んで夕飯の準備をしている時。
「私・・がん保険に入ってないから高度先進医療はとても無理だね。ただでさえ毎月の医療費に数万円もかかってるし・・・」
「なんだ・・そんなことを気にしてるのか?バカだな〜。高度先進医療でも免疫療法でも、アメリカでの治療だって遠慮せずに受ければいいんだぞ!お金のことなんて気にするな!借金すれば済むことじゃないか。」

「・・・・・・・」
返事ができなかった。
頬を次から次へと涙がつたう。
「ありがとう」
と答えることが精一杯だった。





テンションの高い時は
「あなたが退職する時にはたぶん私は存在しない。退職金を全てあなたが一人で使うことになると思うと悔しいから今のうちに前借したい」
と主人に時どき訴えるのに、いざ主人の本音をポロリと聞くとごく潰しである自分が情けない。
主人は47歳。定年退職まで13年もある。
ひよこは今から13年も生きられるだろうか?主人の勤続最後のめでたい日を隣でささやかに祝ってあげられるだろうか?そんなことを考えるととても切なくなる。




子ども二人、大学を無事卒業させて・・・そんな当たり前のことが今のひよこの目標であり、明日へ繋ぐ命の糧となっている。
「お金は天下の回りもの」と言うじゃない?何とかなるかな!?


ちなみに再発後(2006.10)から今日までに支払った医療費1,982,130円。







毎日毎日家族のために働いてくれている主人に心から感謝したい。  (・e・)




明日から化学療法TC
 


今度こそ・・・とすがる思いで始めるTC療法。






先月末、ハワイへ出掛ける前日採血した腫瘍マーカーCA15−3は200を越えていた。





3年前AC−T療法後基準値に戻ったマーカー値。
その後ホルモン治療中じりじりと再び上がり始め100を越えた時、多発骨転移が発覚した。
痛みが一番強く、また手足の麻痺が懸念された頚椎に放射線を照射し、治療もゼローダ単剤からゼローダ・エンドキサン(XC)療法に変わった。
それまで上がり続けていた腫瘍マーカーが初めて下がった。
その後順調に下がり続けたが、基準値にまで下がることは無く、今年になってまた100を越えたCA15−3。

ゼローダ耐性との判断でナベルビン・・ジェムザール・・と期待をもってシフトした抗がん剤。

ひよこの腫瘍はCA15−3に敏感に反応する。
これまでにも、CEA・NCC−439・CTPなど検査をしてみたけれどどれも動かなかった。
CA15−3だけがみごとに腫瘍にリンクしていることがわかった。

だからやっぱりこのマーカーCA15−3を下げたい。

多発肝転移は怖い。
次の治療が奏功しなかったら・・・と思うと身震いがする。
思考が止まる。

「ひよこさんに少しでも長く治療を続けて欲しいから・・。」
外来患者・入院患者・オペ・・・分刻みで患者の命のために時間を生きている主治医が、一乳がん患者であるひよこのためにお知恵を絞ってQOLを優先した治療をして下さる。
さすがに今回は考える時間はあまりないのかもしれない。
だから主治医を信じて・・明日の治療を受けてこよう。





タキサン系・・・タキソールは経験があるけれど、タキソテールは未経験。
初めて体に入れる抗がん剤。
初回はいつも緊張する。
副作用をうまく乗り越えて一日でも長くTC療法を続けたい。






ハワイの空と海と風を思い出して・・顔晴りたい。              (・e・)



PS.心配してくださっている皆様、ありがとうございます。
   前を向いて歩くしかありません。
   不安なTCの副作用対策なども教えて頂けると嬉しいです。




朗報を願う




明日は通院。


asiato.jpg



ジェムザール2クール終了後、初めてのマーカー値測定の結果を聞きに行く。
プチ憂鬱。
ジェムザールが奏功せず治療を中断した・・というあまり嬉しくない情報もある。
ひよこは是非朗報をみなさんとともに喜べる結果であると願いたい。

kage.jpg


再発乳がん治療に認可承認されて間もないジェムザール。
後に続く彼女たちのためにもせめてSD、ちょっと欲張ってPRくらいのエビデンスが出せるくらい貢献できたら嬉しい。


mozi1.jpg




明日、報告しますね。                           (・e・)









2006年の年末。
再発治療が始まって・・脱毛が始まって・・・気持ちがどんどん落ちていった。



自分が「鬱」と気づくまでの時間。
長いのか短いのかわからない。
抗がん剤治療が始まってから5ヶ月位過ぎたころ、精神科を受診した。
「かなりひどいうつ病です。入院しないと治りませんよ。」
Drから笑いながら言われた。

その頃はACからウィークリータキソールの治療になっていた。
乳腺科の主治医から
「効いている内はタキソールを続けます。」
と言われていた。
今思えばひよこはその一言に打ちのめされていたのかもしれない。
・・・もう2度と髪が生えることも無い・・死ぬまでカツラの自分・・・。
悲しいとか辛いとかそんなことを感じる心も動かないようなレベルの精神状態だった。

乳がんを告知されて、根治を目指して乳房の全摘を決意した。
「自分は絶対に治る!」
と信じてホルモン治療に耐えた。
周りにも乳がんに罹患しても元気にしている女性が何人もいることを人づてに聞いていた。
その彼女たちのような未来が自分にもあることを疑わなかった。

術後1年5ヶ月。
肝転移が見つかった。
「どちらかと言うと予後はいい・・・と先生おっしゃいましよね?」
と主治医につめよるひよこに
「治療は100%ではありませんから・・・」
そんな数字で言われても納得ができなかった。


エンドレスな治療が始まり、脱毛が始まり、闘病への意欲が次第に無くなった。
心と体がズタズタになっていった。

定期的に検診していた婦人科。
子宮頸部擬陽性の判定が出た。
「免疫力が下がっているので腫瘍ができ易い。」
婦人科のDrに言われた。
ノックアウト!!!って感じだった。
今度は子宮がん?

その頃は、根治の無い治療にどう向き合えばいいのかわからなかった。

「薬の治療は病院の先生。お前たちが頑張ることがある意味抗がん剤になるから。」
主人が当時中学生だった二人の子どもたちに話していた。
「抗がん剤で消えるの?」
素朴な息子の質問に戸惑う主人。


辛い思いをさせている家族のために頑張らなきゃいけない・・・と思っても何をどうしたらいいのか・・・生きることが辛いばかりだった日々。





眠れない夜が続いた。