2005年右乳房全摘、局所再発・多発肝転移・多発骨転移・胸膜播種転移治療日記。

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ゾメタ36
 


今日はゾメタ36回目の治療だった。


白血球は4100。2週間前のドセタキセルによる骨髄抑制は特に問題なさそうだった。



さて、問題は腫瘍マーカー。
3月からは50%の投与量で、マーカーも順調に下がっていたが、今回初めて上がった。
基準値内ではあるけれど、下がらなかったことを理由に、次の治療は100%の投与量にしたいと主治医に伝えた。
「ひよこさんとはどうも意見が合わないようですが・・」
との前置きの言葉に続けておっしゃる。
無謀にも、50%の治療にして、これまで順調に治療できている。今回マーカーは上がったけれど、マーカー値に一喜一憂するのは感心できない。体を休める意味でも、もう一クールこのまま様子をみたらどうか。次のマーカーはもしかしたら下がるかもしれない・・云々。

今日は何だか気持ちが揺らいでしまい、主治医がおっしゃることも納得できる。
話を聞いているうちに、50%でも100%でも・・どちらでもいいような、ちょっと投げやりな気持ちになった。
「来月のCT結果と腫瘍マーカーの結果を待って、また次の治療方針を決めましょう」
と言う主治医の意見に同意して、診察室を後にした。



                         バラ公園のアイスバーグ



何だか理由もなく疲れちゃう時も、あるよね。        (・e・)


オフレコ
 



先週のワクチン注射の日、マーカー結果を聞いてしまった。


オフレコで。



         通院途中に咲くクレマチス



名前を呼ばれて、いつもと同じように処置室に入ろうとしたその日は、いつもの場所にはDrから説明を受けている患者さんがいらっしゃって、どうしたものかと迷っていたら、ナースにすぐ隣の診察室に入るように言われた。

Dr不在の空いた診察室で注射を待っていると、元主治医が突然入ってみえた。
「あれっ、今日はワクチン?」
久しぶりの主治医との再会は、何故かほっとする。
「体調はどうですか?」
と聞いてくださるから、近況を簡単に報告した。
元主治医は、患者さんの引継ぎ等のため、今月までは不定期に来院されているとのこと。

数日前に採血した結果(マーカー値)が気になっていたから、思いきって聞いてみた。
「10日に採血したのですが、結果・・出ていますか?」
すぐに電子カルテを開き確認してくれる。
「どうかな〜? あっ、出ていますね。 ぎりぎり基準値内ですよ」
上がってる。
しかも、ちょっと勢いの良い右肩上がりだ。
「・・・」
誤差の範囲とはとても言えない今月のマーカー値を聞いて、返す言葉が見つからなかった。

本来、2週間後の主治医の診察時でなければ知ることのできなかった採血結果。
下がっていなかった結果に、聞いたことを少し後悔したけれど
「ゆっくり考える時間がとれて、良かったじゃないですか!?」
と励ましてくださる元主治医に感謝して、次回の治療は、考えるまでもなく、減薬せずに投与する意思があることを伝えた。
「えっ?そうなんですか?」
と少し驚いた風だったけれど、それ以上治療について話が展開されることはなかった。

帰り際
「〇〇先生(主治医)には、僕がカルテを開いている時に、偶然に見えてしまったことにでもしておいて下さい」
と患者と主治医の関係をも気遣って下る。
私が無理を言って聞き出したことなのに・・




大丈夫ですよ。オフレコですから。       (・e・)


6thTXT
 


ドセタキセル単剤の治療にしてから、6クール目。


今日も50%減薬の投与量で点滴。


診察の終わりに画像上の寛解(CR)は期待できるのか主治医に聞いてみた。
「肝臓については、可能性は十分にあると思いますよ。・・・中略・・・ただ、その後に悪くなってきた場合は一気に悪くなってしまうパターンが多いような印象がありますけれど」
ご親切にもこちらが求めていない情報まで教えて下さる。
患者は自分にとって良い情報だけを信じて、懸命にそれをイメージして命に向き合っている。
正しい知識としてネガティブな情報もまた公平に収集しなければいけないのだろうが、それは限りなくポジティブな治療のモチベーションを下げる。

主治医も一般論をおっしゃっているのだろうけれど、予後は誰にもわからない。
『神のみぞ知る』だから。

自分に都合の悪い情報は、何故か頭に残りやすい。
脳が意識的に忘れないように働いてるんじゃないかと思うほど、最悪の場合、トラウマになりかねない。
医者は神ではない。
朴訥すぎても困るけれど、饒舌も無用。

主治医との距離がなかなか縮まらないと感じた今日の診察だった。  



PS.母の日のプレゼントは・・



カメラのストラップでした☆


それから、今日の白血球5400! なかなか良い感じ!!   (・e・)


ゾメタ35
 



遅桜を愛でる間もなく、木々の緑が美しい季節になってしまった。


ドセタキセル投与から1週間、ヨレヨレな日々からようやく抜け出せそうな今日は、ゾメタの点滴治療があった。
ドセの21日・ゾメタの28日インターバルは、ちぐはぐな投与間隔で、加えてマーカー検査の採血・白血球検査の採血・ワクチン注射・・と盛りだくさんのメニューを怠ることなくこなすには、日々緊張の毎日だ。
治療予定ばかりのスケジュール帳が手放せない。

「この調子でドセが効いてくれるといいですね。マーカー値を参考に様子を見ながら、6月頃、次の画像を撮りましょう。CTがちょっと楽しみですね」
主治医が言う。

昨年の夏から始めたドセタキセルの治療。
上がり続けるマーカー・・増悪する画像に恐怖し、新たな抗がん剤に希望を託しては裏切られ・・途切れそうな命綱はドセタキセルでようやく繋がった。
もう少し時間稼ぎができるかな・・と思った。
果たして、一時的な奏功が結果的に延命に繋がるのか、今は知る術もないけれど、きっと繋がると信じている。
一日でも長くドセタキセルが効いてくれることを願いながら・・

まだまだ、生きていたい。
抗がん剤の副作用は辛く苦しいけれど、明日がある「今」を生きられることに感謝して、「闘病」という経験を楽しめるような日々を過ごせたらいいなぁ。







命に貪欲になりたい。     (・e・)




5thTXT
 


「下がってますよ!」


診察室のドアを開け、挨拶し、椅子に腰掛けるとすぐ、主治医はおっしゃった。



机の上のパソコンの画面には時系列で腫瘍マーカー値のデータが開かれていた。
『来週の抗がん剤の投与量はマーカー値次第・・』
先週の診察時、そう言って譲らなかった私の生意気で素人的な考えを聞き入れ、今日の診察の準備をして下さっていたことが、何だかとても嬉しかった。
そればかりか、マーカー値も下がっているとおっしゃる。
前回よりもわずかに下がったマーカーCA15−3。
こんな結果は期待していなかったので、さらに嬉しかった。

抗がん剤の投与量については、マーカー値が、横ばい、もしくはたとえコンマ1でも上がっていたなら、レジメン通りの投与量を受け入れる覚悟で、今日は受診した。
「半分の量でもひよこさんの場合、効果があるようですね。しばらくこの量で治療を続けてみましょうか?」
思わぬ提案がされた。
先日は50%の減薬なんてとても受け入れ難いようなことをおっしゃていたが・・主治医にどんな気持ちの変化があったのだろうか。
それにしても、今日は、主治医の度重なる柔軟な対応に好感が持てた。
再発乳がんを生きるわがままな患者に寄り添ってくださる新しい主治医とも、何となく良い関係が築けそうな予感がする。

最後に
「ひよこさんの前向きさが、良い治療効果に繋がっているのかもしれませんね」
と言い添えてくださった。
ドクターマジック!!






奇跡を起こすために、生きようと思う。   (・e・)



SSMワクチン 2
 


SSMワクチンが届いた。





ワクチン単体の効果はこれといって裏づけできる根拠もなく不明。
しかしながら、ワクチンの副作用と思われるような体調の変化もないので、この先も続けられそうな気がしている。
何につけても飽きっぽい性格だけれど、ワクチンはがんばって続けていきたい。

不幸にも再発乳がん患者ではあるけれど、電気・ガス・水道に不都合がなく、夜は暖かい布団で眠ることができ、3度の食事もいただける。

あり難いことである。   (・e・)



新しい主治医
 


ドセタキセル投与から一週間。


今日は血液検査のため病院へ行ってきた。



採血後、後任の主治医の初めての診察があった。
今日も前回同様、50%減薬して投与するという治療方針についての再確認があった。
「何度も言いますが、抗がん剤の大前提から大きく逸脱しています。そのことをもう一度申し上げておきます・・・」
私も自分の思いを伝えた。
「50%減薬して効果があるかないか・・試してみなければわからない。レジメンから大きく反れた治療であることは充分承知していて、仮に効果が得られなかったとしても納得しています・・」

主治医のおっしゃることも理解できるし、素人考である自分の選択が正しいという確たる自信もない。
まさに手探りの治療だ。
次回の治療は来週のマーカー値をみて、また考えましょうという結論に至った。






ちなみに今日の白血球 4700
ドセ投与1週間後の数値とは思えないほどの白血球値に気を良くしている。
減薬したからなのか・・ワクチン効果なのか・・
何はともあれ、「L」という指摘が無い数値が、素直に嬉しい。  (・e・)


4thTXT・ゾメタ34
 



今日はドセタキセル11クール目・ゾメタ34回目の治療だった。



10クール目の治療から4週間が経ってしまった。



先週は子供たちの引越し等の予定があり、治療の予約を入れなかった。
抗がん剤治療は、今、ひよこにとって最優先事項ではない。
子供たちの新たな生活のスタートを応援し、その場に一緒に居たい気持ちが、迷いなくそうさせた。
本来は3週間毎の治療が一週間先送りになる結果となったが、より良好なQOLにつながる結果でもある。
患者の病気のみならず、その背景までも把握・理解し、その都度臨機応変に対応して下さる主治医には本当に感謝している。

その主治医が退職される。
乳がんの治療を始めてから4人目となる今の主治医。
乳腺専門医ではないけれど、だからこそ違った角度から診て下さり、患者が抱える不安にも一緒に考え解決する努力を惜しまない姿勢に誠意が感じられ、とても頼れる存在だった。
「大丈夫ですよ」
不安に押しつぶされそうな時、主治医のこんな一言で何度も救われてきた。

二人三脚の治療も上手くいっていたのに、とても残念に思う。

今日は今後の主治医となっていただくDrにご挨拶をしてきた。
大学病院勤務の乳腺外科医で、一週間に一日ひよこの通う病院で外来診察を受け持っていらっしゃる。
「全体的には今の治療で上手くコントロールされていると思います。ただ・・一つ気になるのはタキソテールの投与量です。レジメンの半分というのは一般的ではなく・・・」
効果があるのに50%減薬する治療に賛成できないというご意見を伺った。
想定内のことだ。
これから時間をかけて歩み寄るしかない。
その後、これまでの主治医のもと、50%減薬してタキソテールの点滴をしてきた。



今後のことは、あせらず・・ゆっくり・・考えればいい。     (・e・)


連日の通院
 


彼岸も過ぎたというのに寒い。


今日もワクチンの注射のため病院へ行った。






「僕よりも病院に来る日が多いんじゃないですか?」
と主治医に心配されるくらい、連日通院している。

ワクチンの注射は自由診療のため、通常の保険診療と同じ日には治療ができないという理由から、毎日通院するような治療スケジュールになってしまう。
一日おきのワクチン注射の間を縫うように、抗がん剤治療、採血、マーカー測定、CT検査・・
病院へ行くことが毎日の日課のようになっている。
おつかいの前にちょっと寄る・・みたいな感じ。

そして病院の帰りには、少し寄り道をして写真を撮ることも日課のようになっている。
百花咲きみだれる春はもうすぐ。






今年も桜を見ることができて、嬉しい。       (・e・)


腫瘍マーカー・造影CT結果
 


今日は造影CT検査だった。


胸部から骨盤まで。



撮影後、今日は外来診察日ではないにもかかわらず、主治医が画像を確認して下さった。
「全体的に、縮小傾向にあると思いますよ・・。染まっている部分が全て悪いものとは考えにくく、壊死している部分もあるのではないかと思います。そうかといって、全てが壊死しているとも言えません・・」
肝臓にパラパラと点在していたしこりの影も、前回12月のCT画像と比較すると確かに一回りくらい小さくなっていた。
最初からある肝臓の最も大きなしこりの影も若干縮小しているように見えた。
「今の治療が有効と言えるのではないでしょうか」と主治医が続けておっしゃった。

先週採血した腫瘍マーカーも基準値内で、微増ながら横ばい、との所見。
「肝臓に“がん”があっても共存できるならば過剰な治療はしない・・と言うひよこさんの治療のコンセプトは理解しているつもりですが、僕としては今後、肝に対してはCRを目標にした治療をされてはどうか・・と思います」
というポジティブな提案がされた。

肝臓に転移があっても、今そのことで日常生活に支障はない。
苦痛もないし、食事もできるし、旅行にだって行ける。
抗がん剤の副作用は確かに辛いけれど、“がん”と共存するために納得して受け入れている。
副作用も毎日毎日続くわけではないから、辛い時期を何とか乗り越えられている。
そんな治療の繰り返しで・・肝転移後、今日まで4年5ヶ月生きてきた。

肝転移のCRなんて・・考えたこともなかった。
肝転移は予後が悪い・・そんな情報が常に頭の隅にインプットされているから。
肝臓の影が消える日が来るのだろうか・・。
今、生きている奇跡に感謝しながら、一日でも遠い未来まで生きていたいと強く強く思ってしまう。






「次回の治療をどうするのか・・考えてきて下さい」と言われ、診察を終えた。
                                   (・e・)