昨日はゾメタ38回目の投与の日だった。
診察時に先日(2週間前)の採血結果を聞いた。
先月、基準値を超えて上がっていたマーカー値CA15−3は、今月も下がることなく更に上昇していた。
「フェマーラを飲み始めて2週間の採血です。この数値ではフェマーラの効果の判定はできません。もう1ヶ月続けてフェマーラを服用して下さい。次のマーカー値は横ばいもしくは下がっているといいですね」
上がってしまったマーカー値に動揺しないよう、言葉を選んで患者に接して下さる主治医。
倍増する勢いの上昇もありかな・・と覚悟していたので、この程度の上昇は何とか受け入れられる。
フェマーラの効果を信じて来月の採血まで強い気持ちを持って飲み続けたい。
今は我慢の時だと思う。
それから今も続く胸の痛みを主治医に伝えた。
「ん〜肋間神経痛かも知れませんね」とおっしゃる。
それでも多発骨転移があり不安な気持ちを伝えると、触診して下さった。
「あ〜ぁ、もう放射線が照射してあるんですね。もう放射線治療はできませんね」
一年半ほど前に照射した胸壁の治療痕がまだ残る術側の胸を診ておっしゃる。
こんな時、何度も何度も主治医が替わってしまうと、経過など少しも把握されていないことがとても残念に思う。
主治医には自分の治療歴は十分に引き継ぎがされていて、今の自分の状態を理解してくださっているなんて思ってはいけない。
患者自身が、その都度、その都度、根気良く丁寧に過去の治療経過を伝えることが、誤解の無い主治医と患者の関係を築くことにおいて肝要かもしれない。
触診を終えると「一度RI検査をしてみましょう。もう長い間検査していませんよね?」
増悪しているだろう結果を目にするのは、できれば避けたいと思ってきたけれど、現実を正確に受け入れなければならない時がきた。
来月、RI検査の予約をして診察を終えた。
天候が不安定なこの頃。
病気を患う身体には、本人にしかわからない微妙な体調の変化を感じる。
せめて心だけでも穏やかでありたい。 (・e・)