タキソテール単剤投与にしてから最初の腫瘍マーカー。
25.2
一昨日、血液検査の結果を聞くために病院へ行ってきた。
先月は26.7だったからほぼ横ばいということか。
骨にも肝臓にも腫瘍がある限り、今のマーカー値が更に下がることはないのかもしれない。
タキソテール単剤でも抗がん効果が継続するのか・・と言う点では「次回のマーカー値がポイントではないか」と主治医がおっしゃる。
一昨日は、レジメン通りならば9クール目の投与予定だったけれど、もう1週間の休薬をお願いした。
次回のマーカーが・・と言われると、まだまだとても治療を止めるとは言い出せず、1週間延期ということで身体を休めることにした。
少し疲れてきているけれど、なかなか治療を中止するタイミングが難しい。
それでもTC7クール治療後、タキソテール単剤投与にして、身体が少し楽になってきた。
TC治療を始めた頃は身体がとてもだるく、階段はもちろんのこと、勾配のないところを歩くのも一歩・・一歩・・という感じだった。
重だるい身体に何度もイライラしたけれど、腫瘍マーカーや画像評価で良い結果が出ると『もう少し頑張ろう』と自らを励ましてきた。
一昨日、腹部エコーを撮って頂いた。
今までは黒くもこもことした不気味な塊がいつも画面に映し出されていた。
でもその塊を見つけることができない。
何度も何度もその場所を探る主治医。
「非常にわかりにくいですね。おそらくこれが腫瘍だと思います。でも、わかりにくいということは良い事ですから」
と言って示してくださった箇所には不気味な塊はなく、白いものがチラチラと映っているだけだった。
タキソテールが効いているようでとても嬉しい。
ナベルビンでも・・ジェムザールでも・・腫瘍マーカーが上がり続け、肝転移巣が増悪し続けた時は、もうどの薬も効かないのではないのか・・という気がしてとても怖かった。
覚悟して脱毛と少しキツイ副作用を受け入れ、今度こそ!と期待して始めたTC治療。
治療の度に萎えそうになるほど憂鬱な副作用が続いた。
ナベルビンやジェムザールはタキソテール・エンドキサンほどの自覚する副作用は無かった。
分子標的薬は別として、正常細胞がダメージを強く受けるほど、がん細胞もより強烈なダメージを受けているのだなと思う。
数々の抗がん剤に耐え生き延びて来た今あるがん細胞は、ひよこの場合もう副作用の穏やかな薬では叩けないのかもしれない。
正作用の効果のためには、より強い副作用も覚悟しなければならない。
そのバランスをどこでキープしたら良好なQOLにつながるのかが悩みどころでもある。
yamazaki「ロールちゃん」
副作用に負けない身体と精神を鍛えたい。 (・e・)