ドセタキセル・シクロフォスファミド3クール目から3日過ぎた。
今までのような強い吐き気がない。
畑のジニア・・今年は花付きがとても良かった。
初めてのTC治療の後、激しい吐き気に見舞われたことから2クール目は制吐剤イメンド・カプセルが処方された。
まあまあの効き目だった。
それでも強いムカムカ感が続き4、5日はベッドで過ごした。
延命治療をしているのに、ベッドに縛られる日々を強いられるのは空しかった。
義父が肥料をたっぷり与えたそう・・・植物って正直。
今回、3クール目はひよこの訴えに主治医が新たに薬を処方して下さった。
ステロイド剤である「リンデロン」
『リンデロン・・・?内服もあるんだ〜』
程度の知識しかなかったので少し驚いた。
そして、ステロイドという言葉に少し不安を覚えた。
ステロイドという薬に対して決して良いイメージを持っていなかったから・・・。
「食欲が増すこともあるかもしれません。でも吐き気は抑えられると思いますよ。」
と主治医が言う。
一日4錠点滴の翌日から3日分が処方された。
昨日は2錠だけ飲んだ。
ひよこ自身の判断で勝手に減薬した。
少ない薬の服用で効果があるならば余分に飲む必要はないんじゃないのかな・・・と思ったから。
でも・・昨日はムカムカが続き期待していた効果は感じられなかった。
今日は処方通り4錠服用した。
あれ?ムカムカが少し治まってる。
食欲も出て、夕飯の準備から片付けまで普段通りに出来た。
初回投与の時のように苦しい思いをして・・吐いて・・数日間は果物しか食べられないような副作用は耐えられない。
あの苦しみが続くのならば、いっそ無治療を選択していたかもしれない。
イメンドとリンデロンを服用することで、良好なQOLが保たれている。
がん細胞をたたく目的のTC治療に伴って、本来の治療の目的にはそわない症状も出てしまう不都合な副作用。
薬をたくさん服用することは常々避けたいと思っていたけれど、
治療を続けるために、新たな薬の力を借りることもやむを得ない。
今3クールを終えたTC治療。
少なくともナベルビンやジェムザールよりは効果がありそうな気がしている。
いかなる手段を使っても残り少ない薬となったTC治療を続けていきたい。
たとえムーンフェイスになろうとも、10キロ体重が増えても、TCをやめるわけにはいかない。
副作用と上手く付き合って・・生きている喜びを感じたい。 (・e・)