ドセタキセル・シクロフォスファミド2クール目の治療をしてきた。
血圧 120−72 体温 37.00
「まあまあですね」
と言う主治医に
「いまひとつです」
と懲りずに答えた。主治医は“まあまあ”という言葉がお好きなのかもしれない!?
1クール目の嘔吐がトラウマ化しているひよこは、重ね重ね主治医に念押ししてみた。
「イメンド・カプセルを服用したら吐くほどの悪心はないですよね?」
「・・・わかりません。自覚症状は人それぞれですから、何とも言えません。が、効くと思いますよ。」
そんな言い方で、制吐効果のお墨付きの一言はもらえなかった。
肩こりと頭痛を報告して次回の診察予約をして、鎖骨下ポートに針を刺してもらって診察室を出た。
外科外来から治療センターへ移動する。
「おはようございます」
引き戸を開けて挨拶するや否や
「口内炎がひどかったんだって?」
治療センターの看護副主任さんが心配そうに声をかけてくれる。
情報の共有ができていることに少し感動した。
というより、電子カルテを開けばその程度の情報は簡単に入手できるのかも。
でも治療も数年にわたって続けているとスタッフにも情が移って、実家にでも帰ったかのような気持ちになる。
とても嬉しいことかな。 感謝!感謝!
10時ごろから点滴を始めて5本のパックが終わったら12時45分。
<制吐剤・ドセタキセル・シクロフォスファミド・ゾメタ・ヘパリン入り生理食塩水>
「今日は“アイスグローブ”がありますよ!」
と嬉しいお知らせがあり遠慮なく使わせていただいた。
優しい冷たさがとても心地よかった。
デメリットはアイスグローブを着用中は両手が思うように使えない・45分しか効果が持続しないこと。
ドセタキセルは60分かけて落とす。
点滴が入る15分前から冷やした方がいいと言う。
悲しいことにアイスグローブが一組しか余裕がない・・・そんなわけで、後半の30分は例によって“アイスノン”が活躍した。
ひよこ的にはアイスノンの方が良く冷える感じがして気に入っている。手を使う時も面倒じゃないから読書もできる。
「これからは“アイスノン”でお願いします!」
と伝えておいた。
会計を終えて薬局へ寄って病院を出たのが13時過ぎ。
またこの先1週間は思うように食べられないのか・・・と思ったから勢いで一人ランチをして来た。
最近の食生活は凄まじいったらない。
一昨日は友人とピザランチ、昨日は家族で上うなぎ丼、今日はまたピザ、と言う具合に食い意地に歯止めがきかない状態。
食べられる時に食べておかなくっちゃ・・・とついつい自分に甘くなる。
おかげで体重もうなぎのぼり!
それゆえ3年前のウィッグが・・・似合わない。
顔まで太っちゃったみたいで、ウィッグをつけると、無駄に大きい頭?顔?が何だか可笑しい><
今日は暑いし頭痛もするし・・ネットにキャスケットのみという大胆なスタイルで出掛けてみた。
涼しくて快適。
1クール目で半分以上抜けたと伝えたらナースが驚いていた。
「早いですよね!?2クール目でウィッグになる人が多いみたいですけど?」
なんて言うから
「見る?」
情けないスカスカのおはげちゃんの頭をさらしてきた。
「ひよこさん、頭の形がいいからかわいいよ♪」
なんて慰めてくれた。
喜ぶべきか?悲しむべきか? 複雑??
今日から1週間
イメンド・カプセルの効果に期待して
襲いかかる副作用を乗り切りたい。 (・e・)