2005年右乳房全摘、局所再発・多発肝転移・多発骨転移・胸膜播種転移治療日記。

<< May 2010 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

Healing Lane
 

iyasi1.jpg


癒しへと続く小径・・・healing lane

iyasi2.jpg


こんな何気ない草花や

iyasi3.jpg


趣のある草花が優しく迎えてくれる。



iyaisi4.jpg


山々の緑や麦秋の畑をなでる風

次の世代を担う子どもたちに残すべき里山の自然。   




ジェムザールが1クール終わって・・・色素沈着が顕著になった。
特に目の下の頬骨あたり。
以前からシミはあったけれど、最近とくに濃くなって目立つ。
抗がん剤治療しているし・・年齢的にも仕方が無いじゃん・・・と言われればそうかもしれない。
でもでも・・女性なら誰しもいくつになってもキレイでいたい!と思いません?

先日の診察の時、主治医に訴えてみた。
どんな薬が効果的なのか、他科のDrへ電話して聞いて下さった。
残念なことにその薬は保険適応外だった。

でもあきらめない。
「調べておきます。」
と言った主治医の言葉を楽しみにして待っている。



ほんの少しでもシミが薄くなってくれるだけで、また顔晴れる気がする。 (・e・)




里山





satoyama1.jpg 


我が家の里山へ行って来た。


我が家の・・と言っても、山ごとあるわけではなく山肌のほんの一角が義父の名義になっている。
毎年、固定資産税を払う時期になると
「何処にあるのかもわからない土地の税金を払うなんて・・・」
とぼやいていた義父。

幼いころ父親に連れられて、枝払いの手伝いに行った記憶はあるけれど、そこが何処の山だったのか?今となっては定かではないと言う。
ひよこはお嫁に来て山の話しを聞いた時から、『一度行ってみたい。』とずーっと思っていた。

今日、願っても無いチャンスが訪れた。


satoyama3.jpg


地域の環境まちづくりを行っている市民団体から竹林整備の協力依頼があった。
里山保全活動の一環という案内だった。
雑木林が竹林に変化しつつあり、生物の多様性の保持、土の流出防止などデメリットが多く荒れ放題になってしまっている現状。

現地の周辺調査と言うことで地権者の立会い協力依頼があった。

satoyama4.jpg


竹・・といってもとても太くなっていて、いかにも『かぐや姫』でも出てきそうな竹が目立った。
光の差し込まない地面には下草も生えておらずうっそうとしていた。
一人では気味悪くてとても入れない!
気軽にスニーカーを履いて行ったひよこと主人は叱られた。
「今度からは長靴で来てください!マムシがいるかもしれませんから!!」
・・・・・こわ〜い。

satoyama2.jpg


でも竹ばかりではなくクヌギやコナラといった木々もしっかりと根を張っていた。
竹を伐採して隙間を作ると、小鳥がやってきて、また違った植物の種を運んでくれるという。
生き物に優しい環境作りに協力したいと思った。

satoyama5.jpg


春にはたけのこを掘りに来て下さいと言われた。
・・・「来年の春」
希望のある言葉だった。
ひよこもこの手でたけのこを掘ってみたい!
こんな何気ない希望や目標を忘れずに生きる糧にしたい。

satoyama6.jpg


ゆったりとした時間が流れる里山。
今度はお弁当とスケッチブックを持って来よう!
ひよこ的パワースポットを見つけた気分!!


念願だった我が家の里山に入ることができて嬉しかった。



こんなパワースポットを残してくれた義祖父に感謝したい。 (・e・)



シャント術
 


昨日は義母のシャント術だった。


くも膜下出血の手術から約50日。
術後、血管攣縮がおこり意識のレベルが低くなった。
体温調節もうまくできない。
脳内の水がうまく循環せずに脳に溜まり始めていた。
この水頭症の拡大によりさらに意識レベルが低くなった。

今回はこの脳に溜まる水(脳脊髄液)を人工的なシステムにより、脳室から腹膜を破って腹腔内まで流れるような管を通す手術。
Drって素晴らしい!
「そんなことができるんだ〜!」って驚くことばかり。
そんな難易度の高いオペを日常的にこなしていらっしゃる。
とてもひよこと同じ人間のなせる業とは思えない。

脳内の水を抜いてもらった義母。
早速、変化があった。
まず目を開いている時間が長くなった。今までは一時的に開くことはあっても、その目はうつろで、すぐにまぶたをつむってしまっていた。
さらに眼球が動くようになった。
見えているのか見えていないのか・・はっきりしないけれど、ゆっくり・・ゆっくり・・まなこが左右する。

「水を抜いた後、1週間くらいして意識がはっきりしてくることが多いです。」
術前の説明の時Drがおっしゃった。


kiitigo1.jpg


庭の木苺の実が色づき始めた。
義母も毎年楽しみにしていた木苺。




毎朝一番に摘みに行ってるのに・・・鳥に先を越される日もある。
義母が食べられるなら摘んで病院へ持って行くのになぁ。


mangetu1.jpg


病院からの帰り道。待宵の月。「14番目の月」 だった。




1週間後に期待したい。       (・e・)



犯人は・・・だれ?
 



冷んやりとした空気の今朝。 いい目覚めだった。


休薬の週は今更だけど、体調が少しいい。
体も軽い。
束の間の休薬の1週間を楽しみたい。



                            ベランダから見える西の空

昨日はガーデニングを楽しんだ。
曇りがちなお天気は好都合。
気になっていたベランダへ出てみた。
最近元気のない鉢植えいろいろ・・・。
ミニバラは葉っぱが黄色くなって枯れてしまうし・・クローバーは丈夫なはずなのに虫食いだらけ・・・。
強烈な匂いのするミントまで食われている有様。
『何か・・・いるはず!』
とは思いつつも体調がいまひとつのひよこは見て見ぬふりをしていた。




犯人は・・・だれ?

葉っぱをよ〜く見てみても???
葉ダニかな?との予想ははずれたみたい。
アブラムシ?いないじゃん。
さらに、よ〜く見たら・・見つけちゃった〜(><)
@@@@@イモムシ@@@@@

意を決して“イモムシ退治”開始!





割り箸片手に、イモムシに負けられない!
鉢を移動させてつまんで、枯葉を掃いて集めて、傷んだ枝を切り戻しして・・・さっぱりした。
ついでに模様替えもしたい。
でもベランダの作業って・・疲れる。
急に立ち上がるとめまいがする。
うつむいてばかりいると頚椎が辛い。
直に腰を(お尻)降ろして顔晴った。



葉っぱが全滅のミニバラ。
わずかに残った2輪。蕾の直径は2センチくらい。
痛々しい。。。



もっと早く気づいていたなら。。。




ベランダ放任の罰かも?




最後に・・NEW FACE  ブルーベリー&ダールベルグデージー

今日からまたしっかりお世話するからね!








幸福と健康と希望の黄色パワーをもらって・・・今を顔晴る☆    (・e・)




春のなごり
 


投与後5日目の昨日。


かなり体調も戻った。


だるくて体が重かった数日間。
気圧の変化も否定できないけれど、やっぱり副作用が原因だったのかもしれない。
思考がネガティブになる・・生活が滞る・・気持ちが焦る。
そんなひよこを間近に見ている主人が言う。
「今のこの症状は・・『がん』そのものの痛みや苦痛じゃないんだよな?だとしたら・・『がん』って怖い病気だな・・」
がん細胞をたたくために正常細胞まで痛めつけなければならない抗がん剤治療。

全ての『がん』に有効なそれぞれの分子標的薬の研究開発が早期実現されることを期待して止まない。



体調も気分もそこそこ良かった昨日。
買い物へ出掛けた。
甘い匂いに誘われて・・・熟れたイチゴだった。
“ジャム用”と書き添えられたその朝摘みのパックは新鮮で完熟だった。
1パックだけ買ってみた。




夕飯の準備をしながら鍋を火にかけた。

冷やし中華の匂いと・・甘酸っぱい匂いが・・びみょ〜。
そう言えば実家の母もこんな匂いを家中に漂わせていたことがあったなぁ・・・なんて想いながら甘酸っぱさに亡き母の思い出をかみ締めた。



煮ている間に空き瓶の煮沸消毒をして。




最後にレモン果汁を絞って、出来上がり!

息子が味見をする。
「うん!結構イケル!!」
いい歳をした大人のひよこでも褒められると嬉しい。
もう一度子育てをやり直したくなった。




最後にもう一度瓶ごと温めてきつく蓋をして・・完成♪


ジャムと言うよりソースって感じのゆるさの手作りジャム。
甘さ超控えめ。
明日の朝、ヨーグルトにかけてみよう。


東京の娘にも送っちゃおうかな!?      (・e・)





ふつうの人
 


「僕もふつうの人間なんだと思った。」



Dr鎌田が目に涙をにじませて語った。

昨日放送のNHK総合TV番組「こころの遺伝子」は鎌田 實先生が ゲストだった。
ご覧になった方も大勢いらっしゃると思います。
涙なしでは観られなかったですよね。

ひよこが最も印象的だったのはパニック障害を抱えながら・・苦しみながら・・
「僕もふつうの人間なんだ。」と赤裸々に心をさらけ出す鎌田先生だった。
Dr鎌田はスーパーマンでもターミネーターでも・・ましてや神でもない。
パワフルにポジティブにご活躍していらっしゃるけれど、見えないところで妻に抱きしめられていた。
一人の男として・・一人の夫として・・一人の父親として・・。

だからこそ、患者の苦しみが自分のことのようにわかるとおっしゃる。
病気だけでなく、患者の背景にあるもの・・患者の人生まるごと診ることが大切ともおっしゃった。
がん患者の一人として 共感する。

地方の病院が危機感を持っている現状。
果たしてその病院の医師たちは何か行動を起こしているのだろうか?
行政まかせなのではないだろうか?
医師と患者・・上下関係にありがちだけれど、そうであってはいい関係は続かない。
医師も患者も医師や患者であるまえに一人の「人」でありたい。
相手を思う温かな気持ちや、相手を尊敬する気持ちが良好な関係へつながるのだと思う。

ひよこのような再発患者はエンドレスで病気と・・病院と・・主治医と・・付き合っていかなくてはならない。
長引く困難な治療を続ける過程で主治医と良好な関係を持ち続けることは、治療以上に大変なことだったりもする。
そして主治医との良好な関係は良好な治療成績と相関関係にあるような気もしている。


昨日の放送を是非現役Drたちにも観ていただきたい。
医師を志している医大生のみなさんには難しいことを学ぶ前に、ふつうの人の喜びや悲しみや苦しみを理解して欲しい。
ふつうの人の温かな言葉かけや気づきや思いやりが、多くの人の命や心を救っている。




一人でも多くの人が温かな空気に救われるといい。
そしてDr鎌田の「こころの遺伝子」が一人でも多くの人に受け継がれるといい。
                                        (・e・)


娘の味
 


ジェムザール 即日の副作用。


昨日、「ジェムザール」 1クール2投目の点滴をした。
自宅に帰って昼食を食べて洗濯物を取り込んで・・買い物へ出掛ける予定だった。
夕方になって、体調不良。
副作用かな?

1投目の時は3日目・4日目が辛かった。
2投目は即日の副作用か・・・
全身倦怠感と頭痛と軽い吐き気。
薬が蓄積されてくるから当然なのかな?
それともゾメタの点滴も一緒にあったからかな?
特に下半身がだるく、買い物へ出掛けるのも億劫だった。

夕飯をどうしようかな?
冷蔵庫を覗いてみる。
キムチがあった。
冷凍室にはお肉もあったはず・・・。





「豚キムチチャーハン」 
胃のむかつきがあるひよこには、キムチの刺激が食欲をそそる。
チゲ鍋は定番メニューだけれど、キムチチャーハンは初めての挑戦だった。
息子のリアクションも悪くない。
良かった!




義父のお皿はキムチ控えめにして。
お好みではなかったであろうに・・完食してくれた。
良かった!!



片付けをしていると娘からメールがきた。
珍しく写メールだった。


『オムライス上手くない? ちゃんと卵でくるめたよ。』




ひよこのオムライスは卵でくるまずに、いつもふわとろの卵をチキンライスの上に乗せている。
それに比べて娘は初めて挑戦したオムライスに満足そうだった。
味はどうだったのかな?
ひよこも娘の初オムライスを一口食べてみたかった。

彼女も東京で一人・・顔晴っているんだ・・・。


娘に元気をもらった。



副作用になんか負けないで・・毎日をていねいに生きていこう。    (・e・)


ジェムザール 1クール2投目
 


初めての抗がん剤 「ジェムザール」の点滴から1週間たった。



今日は2回目のジェムザール点滴の日。
1週間なんて、アッという間だった。

主治医の診察時、おもだった副作用を報告して・・
「顔色いいね、ご飯も食べれてるよね?体調もよさそうだね。じゃあ2回目・・いきましょう!」
「・・・・」
採血して白血球調べなくてもいいのかなぁ〜?
「心配なら今から採血してもいいですよ?」
Drの裁量に注文やクレームをつけるほどの知識や経験はひよこにはない。
投与後、白血球の底はいつ頃なのか?とだけ確認して今日の投与を受けてきた。
昨日くらいから長引いていた風邪も完治したようで、気圧も安定していて、そこそこ体調もいい。
こんなパターンでジェムザールが続けられたら・・いい。


体温 36.8℃ 血圧 128−72 


今日の化療室はとても静かでひよこの貸切状態。
「ひよこさん、歌でも踊りでも・・好きにやっていいですよ!」とからかわれる。



顔なじみのナースとついつい話しこんでしまい、気がついた時には吐き気止めとジェムザールの点滴は終わっていた。
残るは・・「ゾメタ」と生理食塩水。



ここぞとばかりに、リザーバーが大活躍している。
どんな点滴だって・・「どんと来い!」って感じ。


ジェムザールが奏功してくれてら・・万々歳!!なのになぁ〜。





病院を出たら12時を過ぎていた。

お昼ごはんは便秘解消作戦 第1弾 「焼き芋」
紅あずま 198円。
1本でも結構お腹が一杯になるくらいボリュームがあった。
甘くて・・もっちりしていて・・美味しかった♪




更に・・さらに・・便秘解消作戦 第2弾 「ごぼうパン」
パンは・・大好きだから別腹で入ってしまう・・・。


抗がん剤治療していても、食欲があって食べられるって・・幸せ。 感謝です。



来週は休薬。
来月始めに忌まわしのマーカー検査。




『今の人生を、もう一度そっくりそのままくり返してもかまわないという生き方をしてみよ。』
          ニーチェの言葉 040 ツァラトゥストラはかく語りき より                        



悔いのない生き方をしたい。      (・e・)



PASSPORT
 


20年ぶりにパスポートの申請をしてきた。





「ハワイへ行かない?」
姉と姪に誘われた。
「実家の父も誘って・・みんなで行こうよ。」
姪がフラダンスを習っていて、『いつか一緒に行けるといいね!』なんて冗談まじりに話していた昨年。
実現するとは思っていなかった。

この先ひよこは何年生きられるかわからない。
海外旅行も多発骨転移の身体ではもう無理かもしれない。
一度は“ハワイ”へ行きたいと思っていた。
こんなチャンス・・2度とないかもしれない。うん・・たぶん・・ない。
主人にお願いしてみた。
「遠慮せず・・行って来たらいい。お姉さんに感謝しろよ。」

初めての海外旅行は主人と行った新婚旅行。
ヨーロッパ・・イタリアとフランスだった。
バブル期に行った海外旅行が最後だった。
誰もが絶賛するハワイ。
ハワイの海を見てみたい・・大きく沈む夕日を見てみたかった。

実家の父も今年80歳。
初めての海外旅行・・その気になっているという。
姉と姪と父とひよこの4人で出掛ける憧れのハワイ。

パスポートの申請の時、迷った。
5年か10年か・・・
何度も何度も申請用紙に手をかけてはためらい・・自分の命に自信が無かった。
本当なら1回限りのパスポートでもいいのかもしれない。
でも・・10年にした。
今から10年後・・ひよこが存在するかどうかわからない。
あえて10年にした。 有効期限 2020年・・・
目標にしたい。
再発乳がん・肝転移をかかえながらパスポートの期限切れを目指したい。






笑われるかもしれない。

笑われたっていい。
この体に何が起こるかわからない。
誰にも想像もできない不思議や奇跡があるかもしれない。

再発患者の・・ひよこの挑戦です!






姪のTOKYO土産。
身内にはブログは公開していない。
でも・・ひよ子って・・・もしかしてバレてる???




サツマイモの味がしっかりしていて・・美味しかったよ!

来月のハワイ旅行に向けて・・点滴治療顔晴るよ!




Gem君にも顔晴ってもらわなきゃ ☆        (・e・)









2006年 12月

胸壁への再発と肝臓への遠隔転移のための抗がん剤治療を始めて一週間。
翌週は仕事へ出掛けた。
上司に現在の症状と今後の治療計画を伝える。
「日常生活が送れるうちは、仕事を続けたいと思います。」

再就職して7年目を迎えようとしていた当時、転勤の話も持ち上がっていた。
でも通院治療を余儀なくされるであろう今の状況で職場の環境が変わることは、自分にとって厳しかった。
慣れた職場で治療に専念したかった。
理解のある上司で良かった。
「人事部へは私から話しておきます。ひよこさんの身体が一番大事ですから、治療を優先していただいてかまいません。しっかり治して下さい。」
涙が出た。
やっかい者と言われても仕方の無いがん患者に・・温かかった。

でも同年代の女性も一緒に働くその職場は、想像以上につらかった。
抗がん剤治療を始めざるを得ない自分に最大級の気遣いや同情が向けられる。
感謝しなければいけないのに、何故か居心地が悪かった。
がん患者のひがみ?だろうか。
何の悩みもなさそうに明るく笑う彼女たちが羨ましく妬ましかった。
醜くなっている自分の心が・・哀れだった。

わかっているはずなのに・・仕事中涙がこぼれてくる。
誰にも気づかれないように、トイレへ逃げる。
声を押し殺して泣いた。
鏡に映る自分を励ました。
『ガンバレ!ひよこ!!』

鏡に映ったその顔は暗く・・遠い目をしていた。



無意識のまま・・・鬱への階段を一歩一歩降り始めていた。

とびきりバーガー!?







今日のランチ・・・なんて呼べるほどのものじゃなく、お粗末なひよこのお昼ごはん。




最近、息子と二人だけの時、Mバーガーの『とびきりハンバーグサンド』を食べる機会が多い。

息子曰く
「『Fネスバーガー』の次に美味しいかな?オーダーしてから調理してくれるしね!」
と目下のお気に入りらしい。
ファーストフードに長けている若者らしい発言だと思う。

ひよこも『とびきりハンバーグサンド』のトマト&レタスを食べてみた。
確かにMナルドよりも美味しかった。
でも・・・高いよね!?
田舎に住んでいる者に選択の余地は無い。

今日は、そんな『とびきり・・』をイメージして自分で作ってみた。
朝ごはんの残りの食材で。

目玉焼き・レタス・ベーコン・きゅうり・トマト・オニオン




ハンバーグなしでも、案外イケル!
なんたってこんな雨の日に自宅に居ながらにして・・しかも昼食代0!!
何が「とびきり」?
今度、息子にも食べさせてみよう。



彼のコメントが楽しみ☆             (・e・)







 2006年12月11日(月)
化学療法による再発乳がん治療が始まった。 AC療法。

投与量はMAX。
体温 37.3℃ 血圧 114−76
微熱がある。
平熱が高いのか?たまたま今日は高いのか?
主治医からは続けて体温を測ることをすすめられた。
私としては初めての点滴による抗がん剤治療への緊張からくる熱に決まってる・・と思っていた。

10時30分から点滴が開始される。
吐き気止め・アドリアマイシン(注射)・エンドキサンと順番に60分くらいかかった。
会計を終えて夕飯の買い物をして自宅へ帰った。
強い吐き気もなく昼食も普通にとれた。
夕方くらいから少し胃のあたりがムカムカしてきたが、食事はできた。
嘔吐もなかった。

12月12日(火)
朝から胃のむかつきがあり、職場へ欠勤の連絡を入れた。
12月13日(水)
更にむかつきが強くなる。
食欲もなく最悪な気分で一日寝る。
義母がおかゆを作ってくれたので、少しだけ口にした。
便秘の症状。
12月14日(木)
相変わらず胃のむかつきが酷い。
再発がわかってから飲み始めたプロポリスも、むかつきが酷くとても飲めなかった。
匂いを嗅ぐのも嫌だった。
今日もおかゆを少しだけ食べた。
12月15日(金)
ようやくむかつきも少し治まってきた。
苦しんでいた便秘も長時間かかって解消された。
トイレで脂汗と震えを感じたのは初めてだった。
少し食欲も出て朝はおかゆをお茶碗一杯、お昼はサンドイッチを食べることができた。

週末、子供のお弁当を顔晴ってつくった。 
抗がん剤で苦しい時も子供のためなら顔晴れた。
結局その週は仕事に一日も行けなかった・・・と言うより行かなかった。

食欲も戻ってきた土曜日。
主人とランチへ出掛けた。
パスタランチがとても美味しかった。
普通に食べられることが嬉しかった。

治療は始まったばかり。
3週毎に投与がある。
食べられる時に食べて体力をつけなきゃ・・と思った。
来週からは仕事にも行こう・・




投与後14日目頃、骨髄抑制のピークと脱毛が始まる。