今日で2009年も半分終わってしまう。
一日一日がとても早い!
一日が30時間くらいあればいいのに…
庭の あじさい を一枝切って…花瓶に挿してみた!
むか〜しからあるような…何処にでもあるような…日本あじさい。。。
強い繁殖力をもち、梅雨空の下、嬉々とした風情で花を咲かせる。
万葉集にも詠まれているという…あじさい。。。
万葉の時代のあじさいは、手まりのようなアジサイではなく、野趣のある ガクアジサイ だったと言われている。
こんな感じ…ぴったりかなぁ〜?
万葉の昔から命のバトンを繰り返して咲き続けるあじさいに比べたら…自分のターンがいかにちっぽけなものか…
ちっぽけでも、でも
自分の花 を咲かせたい!! (・e・)
術後、38日目 職場復帰した。
乳がんの病名は直属の上司以上の人には伝えてあった。
同僚の…特に女性には…自分の口からはとても告白できなかった。
唯一同じ立場(パート)の彼女にだけは、仕事の引き継ぎもあるので、全てを打ち明けた。
その他の社員の人たちには、長期休暇の理由を上司・彼女から話して欲しい…とお願いしてあった。
入院前日まで出勤した…が、とても心中穏やかでいられなかった。
午後は早退させてもらった。
「明日から入院することになったので、1ヶ月ほどお休みします…」
と挨拶して、急いで職場を後にした。
少しでも余分な事を会話したら…涙がこぼれそうだったから。。。
その日以来、一ヶ月以上経っての職場のみんなとの再会。
術側の腋や腕、傷の跡…引きつれや多少の痛みは残っていたが、仕事が気分転換になるのでは…?なんて不謹慎なことをちょっぴり想いながら…ドキドキしながら…職場のドアを開けた。
例の彼女がすぐにひよこを見つけて、駆け寄ってきた。
「お・か・え・り ひよこさん!」
……熱い物が込み上げてきた。
「お帰り」って言ってもらえるなんて思ってもいなかったから。。。
一ヶ月以上も休んで、その間の仕事はたぶん彼女が全部こなしていたであろう…なのにあたたかい言葉をかけてくれた。
「これからも通院とかでまた迷惑をかけることになってしまうけれど、お願いします。。。」
って言うのが精一杯だった。
だって、込み上げてきた物があふれそうだったから…。
「ひよこさんは前向きだから…大丈夫!」
って励ましてもくれた。
彼女自身も、まだ彼女が小学生の頃、若くして父親を亡くしている…と聞いたことがある。
たぶん…“がん”であったのであろう。
そんなつらい経験をしている彼女が、“がん”であるひよこを「大丈夫だから…」って励ましてくれた。
人間って いいなぁ〜 って想う。
思いやりの気持ちを、あたたかい言葉をもってる♪
別の女性も声をかけてくれた。
「私のお母さんも、おばあちゃんも、乳がんになちゃってる!でもおばあちゃんは80歳くらいでとても元気だよ。
お母さんは、私が3歳の頃最初に乳がんになって…さらに私が18歳の頃、反対側の胸も乳がんになって…胸が両方失くて…痛々しい。。。でも今とっても元気だよ!
だから、ひよこさんもきっと大丈夫だよ!」
うん、うん。ありがとう。。。
とっても、大丈夫な氣がしてきた。
前向きな気持ちでホルモン治療をうけられそう…。
その時は、職場に…彼女たちに…救われた 氣がしていた。。。
戻れるものなら…あの頃に…戻りたい。。。