2005年右乳房全摘、局所再発・多発肝転移・多発骨転移・胸膜播種転移治療日記。

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脳転移
 


脳MRIを撮ったらしこりが見つかった。

それはガンマナイフ治療適応外の大きさだった。

脳の手術をする予定。



怖いな。    (・e・)



ゾメタ39回目
 


今日はゾメタ39回目の点滴治療の日だった。


血液検査・RI検査の結果も聞いてきた。



ゾメタの点滴では、「ケモお休み中なので・・ポートからの点滴久しぶりですよね?上手く落ちるかな」とナースが言うので、心配になった。
刺針してもすぐに点滴が流れず、「やっぱりだめか・・」と呟くナースの声を聞き、こんな事は初めてだったので、こちらまで緊張してきた。
ポートの周りを何度も押されるような感覚がして益々不安になったが、そうこうしているうちにナースが「あっ、落ちた!良かった!」と言い、スムーズに点滴が流れ始めたので、ホッとした。
看護師さん、ありがとう。

血液検査は腫瘍マーカーCA15−3以外は、ほぼ正常値で安定している。
ただ、このマーカーだけが、順調に右肩上がりに上昇している。
フェマーラの服用を始めて約2ヶ月、マーカー測定の日は服用後約1ヶ月半。
「もう少し様子を見ましょう」
と言う主治医に納得してフェマーラ継続となった。

RI検査結果は増悪だった。

最近、目の調子が良くない。
とても目が疲れる。
術後の点眼薬は、欠かさず続けているのに・・
焦点がぼやける感じ。
視力もとても落ちているように思う。
先日、スーパーで買い物をしていたら、軽いめまいを感じた。
頭痛も続いている。



来週、脳のMRI検査をすることになった。   (・e・)




外来OP
 

昨日は眼科の外来OPだった。
 
霰粒腫の摘出手術も無事終わった。 


今日は眼科の診察、外科の診察・血液検査・RI検査があった。
片目では院内の移動も危なっかしい。
術後の右目はまだ少し腫れていて、瞼が開かず、点眼薬もうまくさせない。

詳しくは、また後日。     (・e・)


マーカー値上昇
 


昨日はゾメタ38回目の投与の日だった。


診察時に先日(2週間前)の採血結果を聞いた。


先月、基準値を超えて上がっていたマーカー値CA15−3は、今月も下がることなく更に上昇していた。
「フェマーラを飲み始めて2週間の採血です。この数値ではフェマーラの効果の判定はできません。もう1ヶ月続けてフェマーラを服用して下さい。次のマーカー値は横ばいもしくは下がっているといいですね」
上がってしまったマーカー値に動揺しないよう、言葉を選んで患者に接して下さる主治医。
倍増する勢いの上昇もありかな・・と覚悟していたので、この程度の上昇は何とか受け入れられる。
フェマーラの効果を信じて来月の採血まで強い気持ちを持って飲み続けたい。
今は我慢の時だと思う。

それから今も続く胸の痛みを主治医に伝えた。
「ん〜肋間神経痛かも知れませんね」とおっしゃる。
それでも多発骨転移があり不安な気持ちを伝えると、触診して下さった。
「あ〜ぁ、もう放射線が照射してあるんですね。もう放射線治療はできませんね」
一年半ほど前に照射した胸壁の治療痕がまだ残る術側の胸を診ておっしゃる。
こんな時、何度も何度も主治医が替わってしまうと、経過など少しも把握されていないことがとても残念に思う。
主治医には自分の治療歴は十分に引き継ぎがされていて、今の自分の状態を理解してくださっているなんて思ってはいけない。
患者自身が、その都度、その都度、根気良く丁寧に過去の治療経過を伝えることが、誤解の無い主治医と患者の関係を築くことにおいて肝要かもしれない。

触診を終えると「一度RI検査をしてみましょう。もう長い間検査していませんよね?」
増悪しているだろう結果を目にするのは、できれば避けたいと思ってきたけれど、現実を正確に受け入れなければならない時がきた。
来月、RI検査の予約をして診察を終えた。





天候が不安定なこの頃。
病気を患う身体には、本人にしかわからない微妙な体調の変化を感じる。



せめて心だけでも穏やかでありたい。   (・e・)


通院日
 


2週間ぶりの通院。


今日は血液検査と薬の処方。



点滴治療をしている時は、ほとんど毎週のように診察があったけれど、フェマーラの内服になって2週間、受診の間隔が空くのが嬉しいようで不安でもある。
マーカー値は院内では検査が不可能なので、結果はまた2週間後。
余計なことは思い煩わず、朝食後、一錠のフェマーラを飲み忘れないようにしたい。

今日の採血は、見慣れない技師さんで、ちょっとドキドキしながら技師さんのネームプレートを見た。
消毒の仕方・ゴム管の結び方・針の刺し方抜き方・絆創膏の貼り方・・時間にしたらほんの1、2分のかかわりだけれど、全てがとても乱暴な所作で、とても残念だった。
午前中の遅い時間帯だったためか、何となく片付け仕事的に感じてしまったのは、私だけだろうか?

会計を済ませ病院の外へ出ると、技師さんのことなどどうでもいいと思えるくらいの猛暑に、さらに残念な気持ちになる。
全国的に梅雨明けした空は、憎らしいほどに眩しく青い。





炎天下に駐車しておいた車の中は、息もできないくらいの熱気が充満している。
エンジンをかけ、急いで窓を開け、新鮮な空気を取り込むためにアクセルを踏む。
この頃、カーエアコンのスイッチは入れないようにしている。
ウィッグも帽子もない素頭に、直接当たる風を楽しめる運転中は、暑いけれどそれにも増して気持ちが良い。
幾筋にも流れる汗を体に感じながら、暑さに反応する体の代謝を実感できるのも嬉しい。



どんどん汗を流して、最後かもしれない夏を、楽しみたい。   (・e・)



ケモ キャンセル
 


昨日はタキソテール投与の予定日だった。


白血球4400 でも、キャンセルした。



治療に・・ちょっと疲れちゃったかも。

タキソテールの治療を始めて約一年。
当初200を超えていた腫瘍マーカーも一度は基準値まで下がった。
肝転移巣も、まだまだ大きな影は消えないけれど、ピーク時よりは縮小した。

「今の薬が効いているうちは同じ治療を続ける」というのが、再発治療のセオリーだということも理解できる。
それに、既に数種類の薬を使ってしまっている自分には、もう残された薬の選択肢が少ないことも理解している。
だから今回も投与量をレジメン通りに戻して、また継続して治療する予定だった。

でも、やっぱり、ちょっと疲れてしまった。
増悪のリスクは十分承知してでも、今は少し休みたい。

主治医はそんな気持ちを理解してくれた。
過去に1ヶ月ほど処方されたフェマーラを、再び処方していただいた。
もう、この先ホルモン治療のできる時は来ないかもしれない・・と思うから、今しかない。


自らを傷めて自ら生き延びる・・そんな葛藤の毎日に疲れている。   (・e・)


造影CT・腫瘍マーカー検査結果
 


造影CTは著変なし。

腫瘍マーカーCA15−3は、基準値を超えて上昇。


一年かけて基準値まで下がったマーカーも、また勢いよく上がり始めている。
ドセタキセルにも、いよいよ耐性ができてしまったということか・・


再発治療は、心も体も、苦しい。    (・e・)



整形外科
 


今日は整形外科を受診した。


先日の腰痛後の経過観察ということで、X線撮影があった。



CTと同様に、X線の画像でも痛みが想定されるような骨の病変は見られないこと。しいて言えば椎間板が若干ヘタレているが、痛みを引き起こす程ではないらしい。
それならばこの痛みの原因は何なんだろうか?
「今後、痛みが増してくるようであればまた受診して下さい」
と言われ、以後の診察予約はなかった。

転移があるのだから、何らかの痛みがあっても不思議なことではない、とDrたちも口をそろえたようにおっしゃる。
がん性の疼痛なのだろうか。
痛みはQOLを下げる。
鎮痛剤は痛みの根本的な解決にはならないけれど、痛みを忘れる時間を過ごすには、鎮痛剤に頼るほかない。
しばらくはロキソニンを飲んで、現状維持ができるように気をつけたい。

治療を続けていても、こんな風に少しずつ少しずつ体に不具合が生じてくるのかな〜と思うと、やりきれない。


がんとの共存も、口で言うほど容易くない。  (・e・)

造影CT・血液検査
 


前回の化学療法から2週間経った。


今日は3ヶ月ぶりのCTと腫瘍マーカーを含めた血液検査だった。


いつも造影剤が入る前に一度単純CTを撮るのだけれど、今日は3回も撮影された。
検査が終わってから、3回も撮影した理由を尋ねると
「位置決めの調整のためです」
技師さんがそう答えてくださった。

いつも1回で調整できているのに3回というのは・・多すぎるんじゃない?
と思ったけれど、済んでしまったことを言っても仕方が無いのでとりあえず納得した。
ただでさえ不安な検査なのに、いつもと違うことがあると、患者はさらに不安になる。
そんな時は丁寧な説明があれば、素直に受け入れられるのに、と思う。

ここ数日間のしつこい腰痛が気になっていたので、CT検査後に放射線科を受診した。
痛みの経過を伝え、さっそく今日のCT画像を確認していただいた。
・・特に痛いと指摘される骨に増悪はなく、全体としてゾメタによる骨硬化がみられ、治療としては十分効果がでていること。ただ、胸椎にある一番大きな転移は椎間板まで食い込んでいるようなので、注意が必要なこと。今すぐ放射線治療の必要はないこと。
そんな所見だった。

腰痛が始まってからの不安を払拭することができ、ほっとした。
骨転移の増悪だとしたら・・と考えると、その後の治療がイメージできずにいた。
もう、ダメなのかな?
そんな気持ちの2週間だった。
でも今日、放射線科を受診して良かった。
まだまだ、がんばれる!ゾメタの治療も続けられる!タキソテールも続けられる?
マーカー値次第かな。



今日の白血球2700。ん〜、微妙。         (・e・)




MRI検査結果・7thTXT
 


座薬のお蔭で痛みはかなり軽減され、一昨日は車椅子で病院内を移動したが、昨日は何とか自力で掛け持ち外来をこなすことができた。

骨転移の増悪を案じながら整形外科受診。
背骨のMRI画像を見せられ
・・特に潰れているような骨はないですね。乳がんがらの転移では、溶骨や骨破壊といった病変が現れますが、今回の画像ではそういった病変は確認できません。ただ、昨年の3月の画像と比較すると、転移箇所は増えています。
すぐには放射線治療の必要はなく、今の痛みは捻挫性のものかもしれない。
痛み止め(座薬・鎮痛剤)で経過観察をしてみましょう・・
というようなことを言われた。
「2週間後レントゲンを撮って下さい。痛みの様子も報告して下さい」

ほっとした。

背骨が潰れていないということは、この痛みが治まれば、また自由に動き回ることができる。
横になるばかりの毎日を生きなくてもいい。
でも画像に見える背骨の中の腫瘍は丸くて大きくて何箇所にも見える。
普段、見えないものを見てしまうと『ああ、やっぱりがんは転移しているんだ』と証拠を突きつけられるようで辛い。
それでも現実として受け入れなければならず、今後も全身治療を続けるしかない。

続いて乳腺外科を受診する。
一昨日車椅子でワクチン注射に行ったので、外科のスタッフが大勢声をかけてくれる。
「大丈夫ですか?車椅子持ってきましょうか?」
気遣いがとても嬉しい。

診察室前で名前を呼ばれ、立ち上がろうとした時、
「大丈夫?ゆっくりでいいですからね」
と担当ナースが声をかけてくれる。
主治医も腰痛の件は既にご存知のようで
「整形外科の先生が詳しくみて下さったようで良かったですね」
続けて、今回の痛みは椎体の転移がある以上、このような痛みが出ることは予想されることで、自然なこと。このまま痛みが続くようなら、画像には見えない小さな骨病変が疑われる。その時は放射線治療で対処する。痛みに関しては麻薬系の痛み止めを使って緩和します・・と言うようなことも言われた。

将来的に痛みとの戦いが始まることを、やんわりと告げられたようで、がん闘病の辛さを感じた。

その後、化学療法(ドセ50%)投与し、何とか自宅へたどり着いた。
痛みをこらえながら準備した入院グッズは出番なく、幸か不幸か今もそのまま部屋の片隅にある。



今日はワクチン注射の日。がんばって行って来よう。    (・e・)



PS.
いつもご訪問・応援ありがとうございます。ご心配頂きコメントく下さった皆様感謝です。今は長時間PCに向かうことがちょっと辛いです。リコメできなくて申し訳ありません。
痛みは少しづつ治まっているようですので、きっと直にお返事できると思います。