2005年右乳房全摘、局所再発・多発肝転移・多発骨転移・胸膜播種転移治療日記。

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アブラキサン
 


アブラキサンを投与して3クールになる。
この選択が正しかったのか否か・・・



先月末、3クール目の点滴を済ませ、すぐに退院した。
自宅に居る今も、入院中とほぼ変わらない毎日を過ごしている。
脳転移前のような生活とは、ほど遠い。
ただ、自分のことだけは自分で何とかできることが、せめてもの救いかな。

血液検査では、肝機能の数値は少し改善された。
脳転移巣もMRIの結果では縮小している。

それなのに、体調が戻らず、どん底のようなQOLの毎日が辛く悲しい。
主治医は言う
「今より良くなることを期待してはいけません。現状を少しでも永く維持することです」

24時間の痛み止めは欠かさず服用している。
ロキソニン・トラマール。
それでも、頭痛、吐き気、声帯麻痺による喉の違和感、強い首や肩のこり、視覚異常など、これらの諸症状から開放されない。
崖っぷちの今、勇気を出して、アブラキサン4クール目の治療を予定している。


何もできなくて、生きている価値もないこの体だけれど、死ぬまでは生きなければならない。







目下の楽しみは、金環日食をこの目で観ること。
晴れるといいなあぁ。   (・e・)




              
初鳴き
 


最低限のことしかできないけれど、生きている。


そのことに感謝したい。



視覚異常を自覚するようになって、1週間になる。
今もまだ改善されない。
歩いていてもフワフワしている感じで、視界もぼける。
そして突然、目の前がグルグルして危険を感じその場に立ち止まる。
出かけるとたいていこんな症状が出る。

だから最近は家にこもっている毎日。
家にいても目がまわるような感覚は同じようにあるから、横になって休んでいることが多い。
頭痛も継続してあり、肩こりや首筋のこりも酷い。
常に感じる頭痛もお風呂に入る前には激痛となる日が続き、今日もお風呂の時間が怖い。

急にどうしちゃったんだろう?と不安な日が続く。
フェマーラの副作用だとしたら、どうして今頃?
目の手術の後遺症?
もしかしたら・・脳転移?

不安の原因を探しては憂鬱な毎日を過ごしている。

相変わらず厳しい残暑が続いているけれど、昼間ふと気がつけは、ツクツクボウシの鳴き声が聞こえてくる。
日が落ちてからも懸命に鳴いていたアブラゼミの声も、今はもう聞こえない。
代わりに、夜のベランダからは秋の虫の音がきこえてくる。
昨日はコオロギの初鳴きを観測したと気象予報士が言っていた。
今年も、秋がめぐってきた。     


命あるかぎり、精一杯生きようと思う。    (・e・)



PS.コメント下さる皆さん

皆さんのコメントにとても勇気づけられています。
ありがとうございます。
今は長時間パソコンの前に座ることも困難で、タイプミスも多くて・・
お一人お一人にコメントを差し上げたいのですが、ままなりません。
ごめんなさい。

霰粒腫
 

霰粒腫(さんりゅうしゅ)

 霰粒腫とは、まぶたのマイボーム腺という涙液の蒸発を防ぐ働きをしている脂を分泌している腺に慢性的に炎症がおきて、肉芽腫と呼ばれるしこりができた状態です。症状としては異物感や、感染を伴って急激に腫れが起こる場合では充血や痛みを伴うこともあります。
 点眼麻酔をし、まぶたの皮膚を消毒し洗眼します。続いてまぶたに注射で麻酔をします。機械でまぶたをはさみ、まぶたの裏側もしくは表側よりメスで切開し、霰粒腫を包んでいる袋ごと摘出して手術終了となります。術後しばらく止血のために圧迫を行います。麻酔薬によるアレルギー症状(ショックなど)の際には迅速に対応します。
 まれに再発することもあり、その際には再手術をすることがあります。


「右目 霰粒腫摘出術」の同意書の説明にはこう書いてあった。


昨日、眼科を受診した。
最近疲れ目が酷くなっていて、その原因かなと思われる以前からできていた下まぶたのできものを診ていただいた。
自分では、前にもマイボーム腺が詰まって切開して脂を絞り出したから、きっと今度も同じ処置だろうと思い受診した。
ただ、今回のできものは前にできたものと比べるとかなり大きく、絞り出すときの痛みを想像すると憂鬱になり、何とか自然治癒しないものか・・とぐずぐずして受診をためらっていた自分を反省する。

「以前のものとは別のものです」
診察して下さった眼科医は難しそうな顔をして言った。
この場の処置で治療は不可能で摘出手術を勧められ、予想外の診断に頭は真っ白だったけれど、何とか手術の予約をして昨日の診察は終わった。

眼科の待合は高齢者であふれていて、眼科の受付を済ませてから2時間以上待ち、ようやく診察と思ったら手術が必要と告げられ、手術のための採血をして、会計を終えた頃はもうぐったりしてしまった。乳がんの治療だけでも精神的にぎりぎりなのに、また新たな病気を告げられ、昨日はちょっとパニックだった。




来週、摘出術をする予定になった。
来週は腫瘍マーカーの検査・RI検査もある。
そして・・息子が帰省する。



嬉しいはずなのに・・何だか憂鬱。           (・e・)


新たな痛み
 


術後の平らな胸板に痛みを自覚してから1週間。


ようやく温帯低気圧になった台風が接近していた1週間前の3連休最終日。
今にも降り出しそうな曇り空だった朝、草刈をするという夫と一緒に草取りをした。
以前から気になっていた猫の額ほどの畑の雑草を、黙々と草刈釜を使って小一時間。
やぶ蚊と悪戦苦闘しながら、額から流れる汗を拭いながら、昨年こぼれた種から発芽した草花を大切に避けながら、雨粒が落ちるまで頑張った。

その翌日、大きく息をすると術後の右胸に痛みを感じた。
平らな胸の上から痛みを感じる辺りを手で軽く押すとズキッと痛む。
くしゃみやしゃっくりをしても痛む。
ピンポイント的な痛みを気にしつつ、草取りの筋肉痛かもしれない・・と心細い期待をしていた。

その草取りから1週間経過した。
筋肉痛なら日にちの経過とともに改善されるはずなのに、今も痛む。
新たな骨転移かな・・と気持ちが沈んだ。 






治療をしているのに進んでしまう病が哀しい。 (・e・)



最近の体調
 


フェマーラを飲み始めて約3週間。


自分で決めたレジメンがベストなのか・・と不安な気持ちは今もぬぐえない。



化学療法からホルモン療法へと変更してから、ドセタキセルの副作用も気にならない程度にまで落ち着いた。
しかし、最近アレルギー性鼻炎のように、目や鼻がかゆく、やたらとくしゃみが出る。
くしゃみも一度に何回も連発するような具合。
目の疲れも以前に比べてひどく、夜になるととても辛く、ますます早く眠る毎日になっている。

腰痛も不安な症状が続いている。
ちょっとした腰のひねりでズキッと痛むので、身体を動かす時は慎重にならざるを得ない。
最近は腰ばかりではなく、太ももの外側や向こう脛の外側、肩やかかとまでも時々痛む。
気圧の影響なのか、ホルモン治療の副作用なのか、多発骨転移の増悪なのか・・

昨年にも増して今年の夏は暑さが厳しい。
一年前を思い出してみると、丁度TC治療を始めた頃で副作用がきつかったけれど、今よりも体力はあったように思う。
猛暑にもかかわらず、化学療法を続けながら、なんとか暑い夏を乗り越えられた。
けれども今年は身体が動かない。
ホルモン治療で身体は休めているはずなのに、身体が動かない。

他界した母の言葉が思い浮かぶ。
「今年の夏はえらかった(辛かった)」
秋の終わり頃入院して、年末年始を病院で迎え、一月の終わりにそのまま病院で力尽きた母は、最後の夏が終わる頃そう呟いていた。





今朝、女子サッカーW杯の決勝戦をTV観戦した。
前半戦が終わりハーフタイムになった時、夫が「すごい朝焼けだ」と驚いた。
急いで窓を開けてみると、オレンジ色の光があたり一面に輝いていた。
美しい空だった。
優勝したなでしこジャパンからは最後まであきらめないことを教わった。



“あきらめない”って美しい。     (・e・)


再会
 


今朝、少し薄暗いキッチンの窓を開けると、しめっぽいけれどひんやりとした新鮮な風が、スーッと吹きぬけ眠っていた部屋の空気を一気に目覚めさせてくれる。
続いて南の窓も開け放つと、ふわーっとカーテンを揺らすほど風が入ってくる。
こんな梅雨の晴れ間の朝は気持ちいい。

洗濯物を干しにベランダに出る。
ウィッグをつけない頭は軽やかで、地肌で風を感じられ、本当に気持ちがいい。
今も不自然な自分の髪に、何だかため息が出る。

最近の私は・・もし、私が自分の母だとしたら、ちょっと哀しいような気持ちになる。
そんな生活ぶりが続いている。
二人の子供が家を離れてしまった後の毎日は、予想以上に寂しい。
なかなか子離れできなくて情けない。

日々変化する腰痛や今日も続いている下痢やら、体調はあまりよくないけれど、一度子供たちの顔を見てこようと思う。
もしかしたら自分が少し変われるかもしれない。
引越し以来だから、3ヶ月ぶりの再会になる。




                 ほったらかしのベランダに咲くダールベルグデージー



ワクチン注射を済ませたら、出かけよう!  (・e・)





MRI検査
 


その後の痛みは時間とともに激痛となり、気持ちは沈んだ。


これから始まる痛みとの戦いに、心の準備もできないまま・・


昨夜から今朝にかけて、ロキソニンを飲んでみたけれど、あまり効果はなかった。
唯一楽な姿勢は横になっている状態。
昨日は一日中ベッドで横になりながら、今後のことを考えた。
ゾメタで治療しているのに増悪してしまうということは、これからどうしたら良いんだろう・・
タキソテールの治療も、もうこれまで、ということなのかな・・
局所治療としては、腰椎への放射線治療が可能だろう・・
でも、この痛みをこらえながらの通院は辛い・・
明日は外科を受診しようか?整形外科を受診しようか?それとも放射線科を受診しようか?
今までのように、的確な指示をして下さる元主治医もいない。

不安な一夜を明かし、今朝、簡単な入院準備をしてから病院へ行った。
整形外科を受診した。
すぐに座薬(ボルタレンサポ50mg)を入れてもらい、整形外科のベッドで横になりながら、MRI検査の時間まで待った。
明日には痛みの原因がはっきりするだろう。
明日予定されている化学療法はできるだろうか?



今は座薬が効いて、随分、体も気持ちも落ち着いてきた。   (・e・)



突然の腰痛
 


昨日の夕食後、椅子から立ち上がろうとしたら、腰に痛みが走った。


嫌な予感がする。


激痛ではないけれど、今までに感じたことのない痛み。
その痛みは突然やってきた。
今の姿勢から次の動作へ移る最初に痛みを感じる。
中腰や前かがみの体勢も辛い。
くしゃみをしても痛い。

骨転移の増悪か?
骨転移が発覚してから骨シンチは一度も撮っていない。
どこにどれだけ骨転移があっても、ゾメタによる全身治療でフォローするしかないと思っているから。
骨転移については、3ヶ月ごとのCT検査で肝転移とともに経過観察をしている現実。
直近では3月にCT検査をしている。
「骨盤、椎体に、多発性の骨硬化性病変が見られ、一部、骨破壊、溶骨性変化も疑われます。多発骨転移は、一部骨硬化が見られます。全体像として、著変はないようです」
との所見だった。

でも、この痛み・・放射線治療が必要だった時の頚椎の痛みにも似ている。
腫瘍マーカーも下がってきているというのに、突然の痛みに不安を覚える。 


一時的な痛みなら、不安も否定できるのに・・  (・e・)



マイボーム腺塞栓
 


先月の初め、右目に違和感を感じ、眼科に掛かった。


マイボーム腺塞栓と診断された。



その頃、一週間くらい右目の痛みが続き、毎朝起きると目やにがついていることが気になっていた。
あかんべーをすると見える下まぶたの内側は、左目と比べるとかなり赤く、よくみるとニキビのようなものができていた。
どうやら痛みの原因は、このできもらしいことがわかった。
乳腺外科の診察の時、抗がん剤の副作用によるものかなと思い、主治医に診て頂いた。
当然ながら、専門外の症状を診断できるわけもなく、眼科を受診するように言われて、後日眼科を受診する運びになった。

眼科医に診て貰うと
「これは、マイボーム腺塞栓ですね」
一度聞いただけでは覚えられないような病名を言われた。
瞼に沿って油の通る腺があって、その腺が何かの原因で詰まってしまい、詰まった所で油が固まり、それが眼球を傷つけて痛むのだそうだ。
「痛いですよね・・切って、油を絞り出しましょうか?楽になると思いますよ」
いきなりの展開に戸惑ってしまったけれど、他に有効な治療法は無いとおっしゃるので、お願いしますと言うしかなかった。

痛みの原因と思われる一番大きいものだけ処置していただき、点眼薬が処方された。
「2.3日は血の涙が出るかもしれませんよ」
予想外の痛みで涙目になっていた私に眼科医は優しく声をかけて下さった。
それから、まだ他にもポツポツできていて、この先また痛むことがあるかもしれないとも言われた。
原因は老化であって、抗がん剤の副作用ではないと言われ、ロウカという響きに何だかがっかりしたことを今も覚えている。

それから1ヶ月くらい何ともなかったのだけれど、最近、また右目が痛い。
こちらも「再発」のようだ。

長く付き合っていかなければならない病気が、また一つできてしまった。
我慢できないほどの痛みではなく、あの痛い処置を思い出すと眼科を受診するのもためらわれる。
あっちも、こっちも、煮え切らない今日この頃。     (・e・)

    
ドセタキセルの副作用
 


3週間ごとの抗がん剤治療から1週間。


副作用の自覚症状も治まり、まあまあの体調が嬉しい。



点滴当日、会計を済ませ病院を出る頃から副作用を自覚する。
体全体が熱っぽく感じる。(でもたぶん平熱)
全身がふわふわしている感覚で、体に力が入らない。
若干息苦しくて、だるい。
夕飯の買い物をするのも、ちょっと億劫。
頭と胸とお腹がグルグルしてる・・そんな感じ。
でも、まだ強い吐き気はないから、食事の準備をする。
もちろん、自分の食欲優先の献立にするのだけれど、いざ食べ始めると、箸が進まない。
吐き気と味覚障害が邪魔をする。
食欲はあるのに、食べられないのは、結構辛い。

その夜から過酷な数日が始まる。

一番の副作用は、吐き気。
動くと益々気持ち悪いから、ただ静かに横になる、と言うより本格的に寝る。
何も食べていないのに、胸焼けのようなゲップが頻繁に出る。
でも、ゲップをすると少し気持ちがいい。

過度の空腹は気持ち悪さに拍車をかける。
何か食べなきゃ・・と思って一口食べてみるけれど、それ以上の食欲はなく、がっかりするばかり。
この日に備えて食べられそうな食品を、冷蔵庫にストックしておいたのだけれど、結局私の胃袋に納まることは無く今も残ってしまっている。
水さえも不味くて飲めないのだから無理もない。
唯一美味しい・・と思って食べられたのは、シンプルなゼリーと果汁たっぷりのフルーツ。

次に辛い副作用は便秘、それから頭痛・筋肉痛・浮腫み・・・



こんな日々をあとどれだけ繰り返すのだろうか?
繰り返すということは、治療が続けられるのだから、喜ぶべきなのだろうか?



                                散歩道のノアザミ


副作用に負けちゃダメだ。        (・e・)