フェマーラを飲み始めて約3週間。
自分で決めたレジメンがベストなのか・・と不安な気持ちは今もぬぐえない。
化学療法からホルモン療法へと変更してから、ドセタキセルの副作用も気にならない程度にまで落ち着いた。
しかし、最近アレルギー性鼻炎のように、目や鼻がかゆく、やたらとくしゃみが出る。
くしゃみも一度に何回も連発するような具合。
目の疲れも以前に比べてひどく、夜になるととても辛く、ますます早く眠る毎日になっている。
腰痛も不安な症状が続いている。
ちょっとした腰のひねりでズキッと痛むので、身体を動かす時は慎重にならざるを得ない。
最近は腰ばかりではなく、太ももの外側や向こう脛の外側、肩やかかとまでも時々痛む。
気圧の影響なのか、ホルモン治療の副作用なのか、多発骨転移の増悪なのか・・
昨年にも増して今年の夏は暑さが厳しい。
一年前を思い出してみると、丁度TC治療を始めた頃で副作用がきつかったけれど、今よりも体力はあったように思う。
猛暑にもかかわらず、化学療法を続けながら、なんとか暑い夏を乗り越えられた。
けれども今年は身体が動かない。
ホルモン治療で身体は休めているはずなのに、身体が動かない。
他界した母の言葉が思い浮かぶ。
「今年の夏はえらかった(辛かった)」
秋の終わり頃入院して、年末年始を病院で迎え、一月の終わりにそのまま病院で力尽きた母は、最後の夏が終わる頃そう呟いていた。
今朝、女子サッカーW杯の決勝戦をTV観戦した。
前半戦が終わりハーフタイムになった時、夫が「すごい朝焼けだ」と驚いた。
急いで窓を開けてみると、オレンジ色の光があたり一面に輝いていた。
美しい空だった。
優勝したなでしこジャパンからは最後まであきらめないことを教わった。
“あきらめない”って美しい。 (・e・)